2012年7月26日木曜日

米国テキサス州の油井用タンクに落雷で火災

  今回は、2012年7月12日、米国テキサス州ウッド郡の森林の中にある油井用タンクに落雷があり、火災となった事故について紹介します。
本情報はつぎのようなインターネット情報に基づいて要約したものである。
  ・KLTV.com, Oil Tank Fire  in Wood Co. Possibly Linked to Lightning, July 13, 2012
  ・CBS19.TV, Oil Tank Fire Burning  in Wood County  under Control,  July 13, 2012
  ・News-Journal.com, Lightning Suspected Cause of Tank Fire in East Wood County,  July 13, 2012 

<事故の状況> 
■  2012年7月12日(木)午後5時半頃、米国テキサス州ウッド郡にある油井用のタンクに落雷があり、火災となる事故があった。事故のあった油タンク施設はウッド郡3824番地で、農道FM14号線から少し入った所で、農道FM2869号線とFM49号線の間である。この地区はウィルフル・クロッシングと呼ばれている所である。
農道FM14号線沿いの風景  (写真はグーグルマップのストリートビューから引用)

■ ホーキンス消防署のジョン・ジョーンズ署長によると、最初に通報を受けたのは7月12日木曜の午後5時30分で、AKPオイル社の3基のタンクが火災になっているといい、つぎのように語った。
 「雷雲を伴った嵐が通過中であり、タンク施設に落雷があったことは明らかです。タンクが火災になり、我々が出動することになりました。別な隊を含めて3つの消防隊、45名の消防士が出動して、消火活動に当たりました。少なくとも2回は炎上しています」
 消火活動についてジョーンズ署長はつぎのように話している。
 「我々は、できる限り早く、水を確保しようと努めました。そして、水を使い切ると、別の水の供給を待たなければならず、その間に火が再燃しました。こんなことが2回ほどありました」
■ 消防士によると、彼らが現場に到着したときには、現場は火に包まれ、火炎は40フィート(12m)の高さにまで上がっていたという。 怪我人が出ず、近くに民家もなかったことは幸いだったと語った。
3つのボランティア型の消防隊が、深い森の中の道を先導して走る消防車のわだちに沿ってタンク
火災現場へ走っていく。木々の上方に立ち上る黒煙と炎の様子から別なタンクが炎上したことが
消防士にはわかった。                   (写真と解説はNews-Jarnal.comから引用)

■ ジョーンズ署長は、火災現場は消火用水の乏しい地区で、給水が困難だったといい、つぎのように語った。
 「現場は森林地区の真っ只中でした。ここに通じる道は一本だけで、行くにしても出るにしても同じ道を通るしかない状況でした。 火災を制圧下に入れた後、我々は現場に留まり、安全に燃え尽きさせる戦術をとることを決めました」 
■ 事故現場を目撃した人によると、大きな火柱が上がったという。 3つの消防隊が火災への対応を行ったが、報告によると、森林地区へのフェンスを壊さなければ火災現場に行けないと思ったという。この時点では、心配するような構築物はなかった。
 ウッド郡の消防署長によると、消防隊は消火せずに燃え尽きさせる戦術をとったという。というのは、貯蔵されている油が流出すれば、近くのクリークが汚染される可能性があり、そうなることを避けたからである。
■ 火災によって燃えた油の量は80バレル(12KL)だった。

(写真はCBS19.TVから引用)


補 足                                                         
■  「テキサス州」は米国南部に位置し、人口約2,500万人で、州都はオースティンである。 テキサス州は、フロリダ、アラバマ、ミシシッピー、ルイジアナなどメキシコ湾岸沿いの落雷の多い州の一つである。 
 「ウッド郡」はテキサス州の東部に位置し、人口約36,000人の郡である。
 「ホーキンス」はテキサス州ウッド郡にある町で、人口約1,300人の町である。 


■ 「AKPオイル社」はテキサス州にある原油生産の石油会社であるが、詳細は不詳である。おそらく、地方で小規模の原油掘削・生産を行っている会社と思われる。

■ 「ホーキンス消防署」は、ウッド郡のホーキンスにあるボランティア型の消防署である。今回の火災現場に出動した3つの消防隊はウッド郡にあるボランティア型の消防署と思われる。
                 ホーキンス消防署  (写真はFireDEpartment.orgから引用)

      今回の火災現場に出動した消防車    (写真はNews-Jarnal.comから引用)

所 感
■ 落雷によるタンク火災事故の紹介は今年3件目で、今回は米国の中でも落雷の多いテキサス州で、且つ油井用タンクで起こった典型的な落雷によるタンク火災の事例である。
■ 火災のあった場所から最も近い町のホーキンスは人口約1,300人で、ウッド郡全体でも人口約36,000人である。このような地方で起こったタンク火災の事故報道では、主に地元の消防隊による消火活動が記事になっている。
 地方のボランティア型の消防署が複数出動して対応するという米国らしい消火活動の事例である。大規模な火災ではないが、森林の中にあるタンクで道が1本という消防隊のアクセスが容易でなく、消火用水の確保に難儀するという条件下での消火活動であった。おそらく、最初は森林への延焼を憂慮したはずである。今回の事例では、状況を伝える写真が公開されており、記事と読み合わせるとよく理解できる。
 日本では、今回のような消火活動を行う機会はないと思うが、アクセスが容易でなく、消火用水の確保に苦労する条件はありうるし、最終的に燃え尽きさせる戦術をとるなど、状況に応じた判断(力)について考えるよい事例である。

後記; 最近、右ふくらはぎの上部が凝ったような痛みを感じ、スポーツトレーナーに相談してみました。痛みの要因は、ふくらはぎではなく、太腿の裏側(ハムストリング)が固くなっているためで、ハムストリングをストレッチするのがよいというアドバイスで、伸ばす方法を教えてもらいました。
 これが正解でした。ストレッチングをしたあと、これまで長い距離を歩くと痛くなっていた右ヒザが軽く感じるのです。ただし、効果は長い時間続きません。毎日、少しづつ続けてやる必要があるということでしょう。しかし、改善できるという確信が持てました。
 人間の体って不思議なものです。バランスが悪くなると、思わぬところにひずみが出てきます。今は、ハムストリングについてストレッチングとともに、刺激を与えるために軽い負荷の筋トレをやり始めました。











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