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2024年8月29日木曜日

ノルドストリーム海底パイプラインの爆発破壊の犯人情報は正しいか?

 今回は、欧州のバルト海ボルンホルム島沖でロシアのガスプロム社が所有する海底パイプラインのノルドストリームが2022926日(月)に人為的な爆発破壊によって天然ガスが漏出した事故について、2024814日(水)、米国のウォール・ストリート・ジャーナル紙はウクライナが計画し、強行したと報じましたが、この犯人情報が正しいのかこれまでの経緯や報道について紹介します。

 これまでの関連ブログは、ロシア‐ドイツ間の天然ガス用海底パイプラインの漏れは止まった?」2022年10月6日)、ノルドストリーム海底パイプラインの漏れは強力な爆発によるパイプ破断」2022年11月19日)、ノルドストリーム海底パイプラインの漏れは人為的な爆発による破断(推測原因」2023年3月11日)を参照。

< 発災施設の概要 >

■ 発災があったのは、欧州のバルト海Baltic Seaボルンホルム島BornholmのデンマークDenmark とスウェーデンSweden沖の海底である。

■ 事故があったのは、海底パイプラインのノルドストリームNord Streamの敷設場所付近である。ノルドストリームはロシアRussiaのガスプロム社Gazpromが所有し、ロシア・サンクトペテルブルク近くの沿岸からドイツ北東部まで約1,200kmにわたる天然ガスパイプラインである。

<事故の状況および影響 >

事故の発生

■ 2022926日(月)の夜、ノルドストリーム2パイプラインのオペレーターは、105バールからわずか7バールまで急激に圧力が低下したことを確認した。その後、バルト海の海面にガスで泡立っていたのが確認された。

■ 927日(火)、デンマーク国防司令部は、バルト海にあるボルンホルム島沖の3か所でガス漏れが確認されたことを明らかにした。ガス漏れ源は天然ガスパイプラインのノルドストリームだとみられる。ガス漏れは、2本あるパイプラインのうち、ノルドストリーム1の2か所、ノルドストリーム2の1か所で起き、ガス漏れが原因とみられる泡(最大のものは直径1km)が海面に発生している。海面のガス漏れによる泡の状況は映像が公開され、ユーチューブに投稿されている。YouTubeFootage shows Russia's Nord Stream gas pipelines leaking under Baltic Sea2022/09/28)を参照)

■ スウェーデンとデンマークの地震学者はガス漏れの近くで2つの爆発の可能性を記録したが、爆発は海底ではなく、水中で発生したとみられるという。英国の防衛関係筋は、爆発はおそらく計画的で、水中地雷やその他の爆発物を使用して遠くから爆発させたとみられると語っている。 

■ 102日(日)、デンマークのエネルギー庁は、ノルドストリーム1とノルドストリーム2のパイプラインからの漏れが止まったと語った。

被 害

■ 海底パイプラインのノルドストリーム1とノルドストリーム2が、ボルンホルム島沖の海底で破損した。

■ 海底パイプライン内の天然ガス(主にメタンガス)3~8億㎥が海中へ漏出して、海面から大気へ放散し、環境汚染を引き起こした。  

< 事故の原因 >

■ パイプラインが強力な爆発によって破損した。 

デンマークとスウェーデンは水中検査を行い、パイプラインの破損状況を確認した。爆発物による破壊工作の疑いがあるというが、両国ともそれ以上は語っていない。

■ 20223月に米国ニューヨークタイムズ紙が爆破実行者について報じたのに続いて、20248月には、米国のウォール・ストリート・ジャーナル紙が爆破実行について報じた。しかし、20242月にスウェーデンとデンマークが相次いで調査(捜査)を取り下げた現時点では、誰がやったのかはわかっていないとするのがもっとも妥当なところである。

< 対 応 >

■ 2022112日(水)、スイスに拠点をおき、ノルドストリーム1を実質的に運営していたノルドストリームAGNord Stream AGは、スウェーデン沖のパイプライン損傷の場所で調査していたが、初期データ収集を完了したと発表した。予備的な結果によると、海底に深さ35mの人工的なクレーターを発見した。クレーターは互いに約248m離れていた。クレーター間のパイプの部分が破壊されており、少なくとも半径250mのエリアにパイプの破片が拡散していた。

■ ユーチューブには、ブルーアイ・ロボティクス社の撮影したパイプラインの破損状況の一部映像がメディから投稿されている。代表例はつぎのとおりである。

Youtube,Nord Stream pipeline damage captured in underwater footage2022/10/18)を参照)

 詳細な映像は、スウェーデンの新聞社Expressenのインターネット誌Första bilderna från sprängda gasröret på Östersjöns bottenを参照。

■ 202337日(火)、米国のニューヨークタイムズ紙はパイプラインの天然ガス流出について、つぎのように報じた。

 ● 米国当局の精査した情報では、親ウクライナ派がノルドストリーム・パイプラインへの攻撃を行ったことを示している。

 ● 当局者によると、実行者はウクライナ人またはロシア人、あるいはその両方である可能性が高いと考えているという。

 ● ウクライナ政府と軍の諜報当局者は攻撃には関与しておらず、誰が実行したかは分かっていないと述べている。

 ● 爆発物は、軍や情報機関でない経験豊富なダイバーの助けを借りて仕掛けられた可能性が高いという。しかし、実行者が過去に国の専門的な訓練を受けていた可能性はある。

 ● 米国の当局者は、これからの新しい情報を精査することによって、実行者について確固たる結論に達することができるという。そのプロセスにどのくらいの時間がかかるかは不明である。米国の当局者は、最近、この事件の捜査を行っている欧州の関係者と情報交換を行った。

■ 2024226日(月)、デンマーク警察当局は、天然ガスパイプラインのノルドストリームで起きた爆発事故に関し、調査を打ち切ったと明らかにした。調査終了は、スウェーデンに続き2か国目となる。デンマーク警察当局は、「調査の結果、ノルドストリームへの意図的な破壊工作があったとの結論に至ったが、刑事事件として立件するのに十分な根拠がないとの判断に達した」と説明した。

 なお、スウェーデン当局も、 20242月、ノルドストリームの爆発事故は管轄外だとし、調査を取り下げた。発見された証拠はドイツの捜査当局に引き渡したものの、内容は公表はされていない。

■ 2024814日(水)、米国のウォール・ストリート・ジャーナル紙は、20229月に起きたノルドストリームの爆発事故について、つぎのように報じた。

 ● パイプラインの破壊工作は、現役兵士のほか、訓練を受けた民間ダイバーを含む計6人によって行われ、小型ヨットや、時限装置をつけた爆発物が使われた。

 ● ウクライナの大統領は、当初、この計画を承認したが、計画を察知した米国中央情報局(CIA)からの要請を受け、中止を命じた。

 ● ウクライナ軍の総司令官が、ウクライナ大統領の中止命令にもかかわらず、破壊工作を強行した。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ウクライナ軍の総司令官は、計画が実行段階に入った後では工作部隊と連絡を取ることはできないなどとして強行したという。

■ 2024814日(水)、ドイツのメディアであるNZZ紙は、パイプライン破壊の犯人としてロシア説、ウクライナ説、米国説の3つの説を解説している。しかし、現時点では、パイプライン破壊事故の責任が誰にあるのかを確信を持って言うことはできないという。知識のギャップは推測で埋め尽くされているし、ロシアではプロパガンダ機関が西側諸国で本格的に活動していて、ジャーナリストは自分たちの研究が調査官よりも進んでいると信じている。

 2019年までドイツ対外諜報機関の上級職に就いていた専門家は、憶測に巻き込まれることを望んでいないといい、「私の長年の職業経験に基づけば、特に今回の場合、それは常に闘争の政治的武器として理解され、使用されているため、十分な事実なしに理論化することは信じていない。爆発から時間が経った今でも、この疑問は未だに解決されていない。証拠はロシアを示すこともあれば、ウクライナを示すこともある。より乱暴な理論では米国も疑われている。今では爆発破壊が起こったのかをかなり正確に言うことが可能である。しかし、誰がやったのかはまだわかっていない」という。

■ 2024815日(木)、欧州のニュース専門メディアであるユーロニュース紙は、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が匿名のウクライナ軍関係者4名を引用し、ウクライナが20225月にロシア産天然ガスをドイツに輸送するパイプラインを爆破する計画を企てたと指摘しているが、ユーロニュース紙はこれらの情報源による主張を独自に検証することはできなかったという。また、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は情報筋の話の一部は、この件に関するドイツの調査によって裏付けられたとも伝えた。しかし、ドイツの諜報機関の当局者は、この破壊活動の背後にウクライナが本当にいたとは考えにくく、ロシアによる偽旗作戦だった可能性があると述べている。

補 足

■「バルト海」Baltic Seaは、欧州の北に位置する地中海で、ヨーロッパ大陸とスカンディナビア半島に囲まれた海域である。ユーラシア大陸に囲まれた海域ともいう。 西岸にスウェーデン、東岸は北から順にフィンランド、ロシア、エストニア、ラトビア、リトアニア、南岸は東から西にポーランド、ドイツ、デンマークが位置する。

「ボルンホルム島」Bornholmは、バルト海上にあるデンマーク領で、人口約4万人の島である。スウェーデン、ドイツ、ポーランドに挟まれており、行政面ではデンマーク首都地域のボルンホルム基礎自治体を成している。ボーンホルム島と表記されることもある。

■ 「ノルドストリーム」 Nord Streamは、ロシアの国営企業ガスプロム社Gazpromが所有し、ロシア・サンクトペテルブルク近くの沿岸からドイツ北東部まで約1,200kmにわたる天然ガスパイプラインである。パイプラインは長さ12mのパイプ約20万本で構成され、直径48インチ径で厚さ約40mmの鋼製ラインパイプで、厚さ110mmのコンクリートの被覆が施されている。 

 名称のノルドには「北」、ストリームには「流れ」という意味がある。ノルドストリームは大きく2本あり、それぞれ「ノルドストリーム1」「ノルドストリーム2」と称している。ノルドストリーム1は、2012108日に開通し、全長1,222kmで世界最長の海底パイプラインとなった。2018年から2021年にかけてノルドストリーム2の敷設が行われ、20219月に完成した。

 ノルドストリーム・プロジェクトは、パイプラインが欧州におけるロシアの影響力を強めるという懸念や、中・東欧諸国の既存パイプラインの使用料が連鎖的に削減されるという理由から、米国、中・東欧諸国から反対を受けていた。ロシアがドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を承認すると表明したことを受けて、この決定が領土保全と国家主権の尊重という国際法の原則に反する行為であるとして、ドイツの首相は2022222日にノルドストリーム2の認証作業を停止した。

■ 2022224日(木)のロシアによるウクライナ侵攻以降の影響は、つぎのとおりである。

 ●「ノルドストリーム2」はまだ一度も稼働したことはない。ロシアによるウクライナ侵攻の直前にドイツにより運用開始が延期された。しかし、20229月の時点で、パイプライン内に3億㎥の天然ガスが入っていたという。

 ● 稼動していた「ノルドストリーム1」は、20226月に輸送量が 75%削減され、1日あたり 17,000万㎥が約 4,000万㎥になった。

 ● 20227月、 「ノルドストリーム1」は定期的な点検作業を理由に10日間停止された。再開したとき、流量は 1日あたり2,000万㎥と半分になった。

 ● 20228月下旬、「ノルドストリーム1」は機器の不具合を理由に完全に閉鎖された。それ以来、パイプラインは稼動していない。

所 感 (前々回)

■ バルト海のガス漏れの事象は、ノルドストリーム・パイプラインから発生したことがはっきりした。さらに、その原因は強力な爆発によってパイプが破断したことも分かった。デンマークやスウェーデンは10月初旬から水中カメラなどの調査(捜査)によってパイプラインの損傷状況を把握しているとみられる。

■ パイプラインへの攻撃という破壊工作の疑いが裏付けられたとしているが、誰が行ったかという決定的な証拠が確認されるまで、詳細は発表されないとみられる。

■ ノルウェーのロボット企業であるブルーアイ・ロボティクス社とスウェーデンの新聞社Expressenが協力して、水中ドロ-ンのカメラを使ってパイプラインの損傷部を撮影した映像が発表された。この映像を見ると、厚さ40mmのパイプラインが破断されるほどの爆発の威力を知ることができる。

■ パイプラインと周辺の損傷状況は、ブルーアイ・ロボティクス社の映像のほかに、いくつかの取材による情報が出ている。これらの損傷情報がどこの位置を指すのかはっきり示されていないが、仮にブルーアイ・ロボティクス社の撮ったノルドストリーム1のパイプライン破断位置の周辺とみた場合のパイプラインの状況を図のように推測した。この状況について考えてみると、つぎのとおりである。

 ● パイプが破断して大量の天然ガスが放出されると、反動とパイプラインの拘束がなくなり、東(ロシア側)に移動したと思われる。

 ● クレーターは爆弾跡というより、天然ガスの放出によってできたのではないだろうか。

 ● クレーター間の距離(248m)はパイプラインの移動距離ではないだろうか。

 ● クレーター間に散乱していた破片はスウェーデンの調査(捜査)で回収されたとみられる。

 ● パイプラインにできた8mの切り傷はパイプラインの破断時または移動時に擦過したものではないだろうか。あるいは、破断部下流側にあれば、爆発の圧力によってパイプに沿って生じた長い亀裂かも知れない。

 ● パイプ内側にあった赤い部分は何か分からないが、爆弾の破裂時についたものではないだろうか。

所 感 (前回)

■ 関心の高い話題であるが、外交上の機微のある話から欧州各国は詳細を伝えていなかった。今回、米国のニューヨークタイムズ紙が爆破実行者について報じると、すぐに各国のメディアが“ニューヨークタイムズによる情報” として記事を出すという近年では珍しい報道になった。

■ これまでパイプラインへの攻撃という破壊工作の疑いが裏付けられたが、誰が行ったかという決定的な証拠が確認されるまで、詳細は発表されないとみられると所感に書いた。今回の報道をきっかけに徐々に調査結果が出てくると思われる。

所 感 (今回)

■ 202237日(火)に米国ニューヨークタイムズ紙が爆破実行者について報じたが、2024814日(水)には、米国のウォール・ストリート・ジャーナル紙が爆破実行について報じた。内容はニューヨークタイムズ紙の報道の延長線にあり、前回の後記に書いた「英国のメディアのガーディアン紙が、ドイツの新聞ディ・ツァイトの報道を引用して、親ウクライナの妨害工作員グループについて」の情報の延長線でもある。

 一方、パイプラインのガス漏れ事象は、事故直後から欧米とロシアの観念的な言い合いが報じられており、その後、捜査が始まり、発災場所の管轄域でデンマークとスウェーデンの調査状況に期待した。

 しかし、20242月にスウェーデン当局とデンマーク警察当局が相次いで、調査を取り下げた。デンマークとスウェーデンが調査(捜査)を打ち切り、調査内容をドイツに引き渡してしまった現時点では、誰がやったのかはわかっていないとするのがもっとも妥当なところだと思う。 

■ 実際、欧州のメディアでは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が発表した直後に否定的な記事を出している。ドイツのNZZ紙はパイプライン破壊の犯人として世間で言われているロシア説、ウクライナ説、米国説の3つの説を解説しているが、パイプライン破壊事故の責任が誰にあるのかを確信を持って言うことはできないという。同様に、欧州のニュース専門メディアであるユーロニュース紙は、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が匿名のウクライナ軍関係者4名を引用し、ウクライナがパイプラインを爆破する計画を企てたと指摘しているが、これらの情報源による主張を独自に検証することはできなかったといい、ドイツの諜報機関の当局者はこの破壊活動の背後にウクライナが本当にいたとは考えにくく、ロシアによる偽旗作戦(にせはた作戦)だった可能性があると述べているという。(注;「偽旗作戦」False flag operation ;相手を非難したり自国の正当性を高めたりする目的で、自身が政治的・軍事的攻撃を受けているように演出する作戦) 


備 考

 本情報はつぎの情報に基づいてまとめたものである。

   Abcnews.go.com,  Nord Stream pipeline leaks caused by 'powerful explosions,' Danish police say,  October  18,  2022

     Newcivilengineer.com,  Nord Stream explosions caused 50m of damage to ruptured pipeline,  October  20,  2022

     Aljazeera.com,  Denmark confirms ‘extensive damage’ in Nord Stream pipelines,  October  18,  2022

     Expressen.se, Första bilderna från sprängda gasröret på Östersjöns botten,  October  18,  2022

     Upstreamonline.com, Investigations reveal severe explosive damage to Nord Stream gas pipelines,  October  18,  2022

     Theguardian.com,  Nord Stream 1: first underwater images reveal devastating damage,  October  18,  2022

     Cbc.ca, 50-metre section of Nord Stream gas pipeline missing, drone footage reveals,  October  18,  2022

     Nytimes.com , Three Inquiries, but No Answers to Who Blew Holes in Nord Stream Pipelines,  October  25,  2022

     Bbc.com,  Nord Stream blast 'blew away 50 metres of pipe’,  October  18,  2022

     Agenzianova.com,  German media: the damage to the Nord Stream can only be explained by an explosion,  October  15,  2022

     Gcaptain.com,  Journalists Film Nord Stream Blast Damage,  October  18,  2022

     Offshore-energy.biz,  Nord Stream operator finds ‘technogenic craters’ at damaged pipeline,  November  07,  2022

     Safety4sea.com, Watch: Underwater drone reveals damage of Nord Stream pipeline,  October  20,  2022

     English.alarabiya.net,  Fifty meters of Nord Stream 1 pipeline destroyed or buried under seafloor,  October  18,  2022

     Nytimes.com, Intelligence Suggests Pro-Ukrainian Group Sabotaged Pipelines, U.S. Officials Say,  March  07,  2023

     Reuters.com, U.S. says intel indicates pro-Ukrainian group sabotaged Nord Stream pipelines -NY Times,  March  08,  2023

     News.cgtn.com,  New intelligence points to pro-Ukraine group in Nord Stream attack: NYT,  March  08,  2023

     Edition.cnn.com,  Ukrainian government denies involvement in Nord Stream pipelines sabotage,  March  08,  2023

     Theguardian.com, Officials believe pro-Ukraine group may have sabotaged Nord Stream – reports,  March  08,  2023

     Bbc.com,  ノルドストリーム爆破、親ウクライナ勢力が実行かと米報道 ウクライナは否定,  March  08,  2023

     Edition.cnn.com,  Ukrainian government denies involvement in Nord Stream pipelines sabotage,  March  08,  2023Tagesschau.de, Neue Bilder der Explosionsstelle veröffentlicht,  November  30,  2022

     Bbc.com, Nord Stream: Denmark closes investigation into pipeline blast,  February  26,  2024

     Jp.reuters.com, デンマーク、ノルドストリーム爆発事故の調査終了 2カ国目,  February  27,  2024

     Asahi.com,  ロシアのパイプライン事故、ウクライナ司令官破壊工作強行か 米報道, August  15,  2024

     Nzz.ch, Der Anschlag auf die Nord-Stream-Pipelines ist eine der grössten Sabotageaktionen der Geschichte. Wer steckt dahinter?,  August  14,  2024

     Uronews.com, Ukraine behind Nord Stream pipeline sabotage, report claims,  August  15,  2024


後 記: 今回の報道は日本を含めて米国のウォール・ストリート・ジャーナル紙の影響の大きさを示す事例でした。しかし、はっきり言って欧州の事情を十分理解していない米国の取材・報道だったように思います。貯蔵タンクの事故ではないのですが、ノルドストリーム・パイプラインの爆発事故を本ブログで扱うのは4回目です。正直、23回目の内容は忘れてしまって、ブログを読み直し、記憶を思い出しながらまとめました。憶測に巻き込まれることを望んでいないという専門家がいますし、 ノルドストリーム・パイプラインはすでに完全に閉鎖されており、正確な情報が出されない限り(おそらく出ないでしょうが)、ノルドストリーム・パイプライン事故のブログは今回で終わりにします。

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