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2019年9月1日日曜日

ブラジルのアマゾン熱帯雨林で森林火災が多発

 今回は、2019年8月、ブラジルのアマゾン熱帯雨林で発生している森林火災の問題についてその状況と対応について紹介します。
写真Cnet.comから引用)
 < 発災地域の概要 >
■ 発災があったのは、ブラジル(Brazil)のアマゾン熱帯森林(Amazon Rainforest)である。特に被害が大きかったところは、ロライマ州、アクレ州、ロンドニア州、アマゾナス州の地域である。

■ ブラジルには、世界最大の熱帯雨林のアマゾンが広がっており、大量の二酸化炭素を吸収することで地球温暖化の抑制に大きな役割を果たしているといわれている。アマゾンは大気中の酸素の20%を生み出しているといわれ、300万種の動植物が生息し、100万人の先住民族が暮らしている。
                  ブラジルとその周辺国  (図はGoogleMapから引用)
(図はTravel-zentech.jpから引用)
< 事故の状況および影響 >
事故の発生
■ 2019年8月初め、ブラジル国立宇宙研究所は、2019年1月から7月までの半年あまりで、日本の京都府の面積を上回るおよそ4,700平方キロメートルの熱帯雨林が破壊されたと発表した。中でも、7月の1か月に破壊された熱帯雨林の面積は、2,254平方キロメートルと去年の同じ時期の3.8倍で、地球環境への深刻な影響が懸念される。こうした事態を受けて、これまでアマゾンの環境保全活動を行ってきたドイツやノルウェーのNGO(Non-Governmental Organizations;非政府組織)が相次いで撤退を表明するなど、ブラジル大統領の方針に反発する動きも広がっていた。

■  2019年1月に就任したブラジル大統領のボルソナロ氏は、元軍人で、選挙戦ではアマゾンの経済的潜在力を生かして景気を回復させると公約していた。環境保全団体は、環境規制を緩和し、森林を危険にさらした責任はブラジル大統領にあると指摘し、批判していた。
                              森林伐採および放牧   (写真は、左; Nikkei.com 、右;Npr.orgから引用)
■ 2019年8月初め、ブラジル大統領は意見の対立したブラジル国立宇宙研究所(INPE)所長を解任した。6月の森林減少が前年同月比で88%増加したとのデータを巡り、「うそのデータを公表している」と主張した。ブラジル大統領はアマゾンの環境保全を求める欧州各国に反発していて、国際社会とのあつれきが強まっていた。

■ 2019年7月は世界中で観測史上最も暑い月になったといわれ、シベリアで大規模な森林火災が発生し、グリーンランドやアラスカを含む北極圏で自然火災が起きた。ブラジルでは、8月に入り、森林火災がアマゾナス州とロンドニア州に広まった。
 ロンドニア州ポルト・ヴェーリョ付近の森林火災
(写真はDinero.com.veから引用)

サンパウロにおける森林火災の影響
(写真はWorldtimes.co.jp から引用)
■ 航空会社の中には森林火災の煙によって視界が遮られ、一部の便の運航に影響が出たケースもあった。8月19日(月)には、アマゾンから3,200km以上離れたブラジルの最大都市サンパウロの空を覆い、昼間にもかかわらず、街が暗闇に包まれる被害が出た。この事象がブラジルの森林火災の問題を大きくクローズアップした。

■ 2019年8月20日(火)、ブラジル国立宇宙研究所(INPE)は、アマゾン熱帯雨林において今年1月から8月20日までの森林火災の発生件数が72,843件と、昨年の同時期から83%増加し、 2013年の観測開始以降、最速となるペースで火災が発生していると発表した。 さらに、8月25日(日)夜の時点での森林火災の発生件数は80,626件になっている。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の衛星で撮影されたブラジル
アマゾネス州、パラー州、マットグロッソ州、ロンドニア州で森林火災の煙がわかる
(写真はDinero.com.veから引用)
 823日(金)14:30時点の48時間におけるアマゾン地域の2,500件を超える森林火災
(写真はBbc.comから引用)

過去4年と比較した火災の発生件数
2019年の火災発生件数を州ごとに過去4年(2015年~2018年)の平均と比較した地図。水色は平均より減った場所。一方、ピンクや赤色は色が濃くなるについてて発生件数が平均よりも増加している。一番濃い赤色の地域は平均の2倍以上に達した。   (図はBbc.comから引用)
 201911日~821日の森林火災件数と前年からの増減
(写真はBbc.comから引用)

 2013年以降の11日~821日にブラジルで起こった森林火災件数
(図はBbc.comから引用)
2019821日の南米大陸のCO排出を表した地図
ブラジルから大西洋・太平洋にまで流出している
(図はBbc.comから引用)
■ インターネットの画像や映像には、森林から巨大な煙が立ち昇り、炎が通過した場所に黒い焼け跡が残る様子がとらえられている。欧州連合(EU)の衛星観測「コペルニクス」は、煙がブラジルを横断して大西洋岸に到達したことを示す地図を公開した。煙はブラジルの半分近くを覆っており、隣国のペルーとボリビア、パラグアイにも流れ込んでいる。

■ アマゾンの熱帯雨林は湿潤で湿気があるが、火災の頻度は乾季の始まりである7月から毎年増加し、9月にピークに達し、10月に雨季が近づくにつれて減少する。落雷などによる火災のほか、農家は土地を耕作する準備や放牧地のために植生を取り除く必要があり、植生に火をつけ12時間ほど燃やす野焼きを行う習慣がある。しかし、今年の森林火災の原因について専門家は、家畜の放牧地を違法に広げるために人為的に森林火災を起こすことがあるが、2019年1月に就任したボルソナロ・ブラジル大統領が、アマゾンの開発に積極的な姿勢を見せていることでこうした動きを助長していると指摘している。

■ 8月21日(水)、ブラジル大統領は非政府組織(NGO)の環境団体が火をつけているのではないかと発言した。しかし、証拠を求められても、答えなかった。 国際環境団体グリーンピースは、森林伐採と火災が以前より増えているのはブラジル大統領の「反環境政策の結果だ」と批判した。

■ 8月22日(木)、南アマゾナス州の消防隊によると、2019年1月から8月22日までに92件の通報があり、火災に対処しているという。しかし、アマゾンでの森林火災との戦いは、地形・風の変化や乾燥した天候などの要因などによって非常に複雑であり、軍隊による人員・資機材を必要とするという。

■ 8月23日(金)、ブラジル大統領は、これまでアマゾン熱帯雨林で多発している森林火災の対策に消極的だったが、一転して軍に消火活動の出動を指示した。ブラジル大統領命令を発し、アマゾン川流域での消火活動に軍の出動を許可し、8月24日(土)から9月24日(火)にかけて7つの州の自然保護区や先住民居住区、境界地域へ軍を派遣する。ブラジルのアマゾンを構成する9つの州のうち少なくとも7つの州は、政府に軍隊の派遣を求めていた。ただ、広大なアマゾンにおいて軍に消火活動をさせても、効果があるかは不明という意見があり、解決には国際社会の人的・物的支援が必要な情勢となっている。

■ 今回の森林火災で、特に被害が大きいのはブラジルの北部である。今年はロライマ州、アクレ州、ロンドニア州、アマゾナス州といった地域で、過去4年(2015~2018年)と比べて森林火災の発生件数が増加している。特にロライマ州とロンドニア州では、その数は2倍以上に達した。森林火災発生件数は、ロライマ州で141%、アクレ州で138%、ロンドニア州で115%増加し、アマゾナス州では81%増えた。南側のマットグロッソ州でも114%の増加がみられた。ブラジル最大のアマゾナス州では、火災増加に伴い非常事態宣言が発令されている。さらに、懸念されるのは、アマゾンで森林火災が最も多くなるのは9月とされ、9月には落雷などのよる森林火災がさらに増加する恐れがある。

■ 欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービス(CAMS)によると、森林火災の煙が大西洋岸まで到達しており、今年に入ってからアマゾンの森林火災で1億1,700万トン相当の二酸化炭素(CO2)が排出されていることを明らかにした。これは、2010年以降で最も多いという。

被 害
■ アマゾン熱帯雨林の一部が森林火災によって焼失した。動植物への影響は不詳である。

■ 森林火災による死傷者は報告されていない。 

< 事故の原因 >
■ 事故の原因は、落雷による自然災害のほか、人為的に放火されたものだとみられる。
            マットグロッソ州の森林火災 (写真はBrasil.elpais.comから引用)
             アマゾナス州ウマイタ近くの森林火災の火煙  (写真はBrasil.elpais.comから引用)
             ロンドニア州ポルト・ヴェーリョ近くの森林火災   (写真はBrasil.elpais.comから引用)
(写真はPt.mongabay.comから引用)
(写真はThesun.co.ukから引用)
(写真はEdition.cnn.com.jpgから引用)
< 対 応 >
■ ブラジルの歴代大統領は、代々、アマゾンに関する懸念を突っぱね、国際NGOや欧州首脳の意見を内政干渉だと却下してきた。しかし、ボルソナロ・ブラジル大統領は、森林火災の拡大の責任が政権を破壊しようとするNGOにあるという新しい持論を持ち出してきた。ブラジル国外の人にとっては衝撃的な発言だったが、ボルソナロ・ブラジル大統領の国内人気は高く、国内の支持者には真実として響いている。一方、意外なことに、ブラジル農家から出ている非難の声が、議論に影響を与え始めた。森林火災はアマゾン地域での農業を促進すると考えられ、農家はその政策を支持すると思うかもしれないが、ブラジル農業界には、ブラジルの対外イメージを損なうことで、大豆や牛肉の輸出に影響が出るのではないかという懸念が出ている。

■ 8月24日(土)、ブラジル政府は、アマゾンの森林火災の消火のため、軍を出動させた。ブラジル大統領は、これまで火災は国の責任ではないとしていたが、国際的な批判が高まるなか、軌道修正を迫られた。ブラジル大統領は8月23日(金)夜、国民向けにテレビで演説し「森林保護は我々の義務であり、違法な伐採やアマゾンを危機に陥れる犯罪行為と闘う」と軍が主導して違法伐採や延焼を防ぐ方針を表明した。

■ 8月24日(土)、ブラジルの軍輸送機が、アマゾンのロンドニア州の燃えている森林への放水を開始し始めた。夕方に国防省が投稿したビデオは、軍輸送機が森林の上を通過する際に2つの大きな噴出口から数千リットル(数千ガロン)の水を放出していた。配備されたのは2機の軍輸送機で、米国ロッキード社製のC-130ハーキュリーで12,000リットルの水と難燃剤を混合して放水できる。

■ 8月24日(土)、ブラジル大統領は、イスラエル首相から飛行機1機と消火作業の専門的支援の要請を受け入れた。また、隣国アルゼンチンは森林火災に対する支援を行う用意があるといい、約200の旅団と国家総合リスク管理システム(SINAGIR)のメンバーを配備した。
 一方、ブラジル政府は、ロンドニア州以外の州の活動の詳細を明らかにしていない。アマゾン地域で44,000人の部隊が派遣が決まったが、何人がどこで何をするかについては言及していない。

■ 8月25日(日)、ブラジル環境庁は、消火活動を支援するため、数百人の臨時消防士を雇っていると発表した。

■ 8月25日(日)、ブラジルのロンドニア州の都市ポルト・ヴェーリョの周辺をセスナ機で飛んだ報道関係者は、軍輸送機の姿は見たが、地上に軍隊が増強されている様子は無かったという。ブラジル国立宇宙研究所(INPE)によると、軍の出動が決まったが、8月23日(金)から24日(土)に1,130の新しい火災が発生しているという。

■ 8月25日(日)、森林火災の予防と戦闘で訓練された第51ジャングル歩兵大隊の兵士がパラー州アルタミラに本部を置き、森林火災の消火活動を行い始めた。

■ アマゾン熱帯雨林を形成するアマゾン盆地は740万平方キロメートルの面積に及び、ブラジル国境を越えて広がるため、今年は周辺国でも森林火災が多発している。ブラジルに続いて多いのはベネズエラで、これまでに26,000件超の火災が発生、これにボリビアの17,000件超が続く。

■ 隣国ボリビアでは、これまでに6平方キロメートルの森と牧草地が焼けている。火災発生地域には、緊急隊員が派遣されているほか、野生動物を火災から逃がすための保護区も設置された。
 ボリビア政府は、同国南東部のチキタニア地域で消火活動を続けている。通常の消火用ヘリコプターと飛行機を使用しているほか、米国ボーイング社製ボーイング747を改造した消火専用機を雇っている。この飛行機は2017年のチリの森林火災で使用され、スーパータンカーと呼ばれ、約74,000リットルの消火用水を積載でき、加圧水放出システムを備えている。スーパータンカーは毎日5〜6回のフライトを行っており、少なくとも15日間はボリビア国内に留まるものと思われる。
            ブラジリアの森林火災の消火活動を行う消防士  (写真はBrasil.elpais.comから引用)
 マットグロッソ州クアランタ・ド・ノルテの森林火災の消火活動を行う消防隊
(写真はBrasil.elpais.comから引用)
                        軍輸送機C-130による空中消火    (写真はTheguardian.comから引用)
ブラジルの消防士による消火活動
ポルトヴェーリョのアマゾンジャングルにて2019825日)        
(写真はReuters.comから引用)
ボリビアにおけるスーパータンカー(消火専用機)による空中消火
(写真はBbc.comから引用)
    ブラジル軍(第51ジャングル歩兵大隊)による消火活動
(写真はEb.mil.br0から引用)
ブラジル軍(第51ジャングル歩兵大隊)による消火活動
(写真はEb.mil.br0から引用)
補 足                                   
ブラジルと日本の国土比較
(図はDetail.chiebukuro.yahoo.co.jpから引用)
■「ブラジル」 (Brazil)は、正式にはブラジル連邦共和国(Federative Republic of Brazil)といい、南アメリカに位置し、その国土面積は日本の22.5倍を有し、人口約2億900万人の連邦共和制国家である。首都はブラジリアである。

■「ブラジルにおけるアマゾン熱帯雨林の開発の経緯」 ; 人類は1万年以上前にアマゾンの熱帯雨林に定住して以来、この森を少しずつ伐採してきた。1970年代以降はそれを産業レベルで進めてきた。ブラジルは、過去50年間、道路やダムの建設、木材生産、採鉱、大豆栽培や牛の牧畜のために、熱帯雨林を元の面積から17%消滅させた。これはフランスの国土より広い。
 政府の努力で2000年初めには森林破壊のペースは落ちたが、政策遂行力の低下や過去の違法伐採を不問に付したため、2013年から再び加速した。不況と政治危機で政府の森林破壊抑制策を実行する能力はさらに弱まった。そして、2019年1月にブラジル大統領に就任したボルソナロ氏は伐採を禁じる規制の緩和に着手した。そのような中で、熱帯雨林の保護規制を廃止しようとする動きを議会と裁判所が阻んでいる。一方、ボルソナロ・ブラジル大統領は、違法に伐採をする者は何も恐れる必要はないとの立場を鮮明にした。もともとアマゾンでの伐採の70~80%は違法伐採なので、現在の森林破壊は記録的なレベルに達している。ボルソナロ氏は、科学全般に懐疑的なこともあり、先進国も森林を伐採してきたではないかと外部の人々を偽善者と呼ぶ。先進国はブラジルを貧しいままにしておくために、環境保護をお題目に利用してきたとも非難する。ブラジルのアマゾン熱帯雨林で起きることはブラジルの問題だと考えている。
 一方、2019年6月にブラジルを最大のメンバーとする南米4カ国が加盟する関税同盟、南部共同市場(メルコスル)がEU(欧州連合)と政治合意した自由貿易協定(FTA)には、熱帯雨林の保護に関する条項が含まれている。

■「スーパータンカー」は、米国ボーイング社製ボーイング747を改造した消火専用機である。 21世紀に入ってから米国では、山火事が多発して規模も大きく深刻な状況にあった。こうした山火事の消火は地上からの消火活動では限界があるため、航空機から水と消火剤を混合した消火液を投下する空中消火が主な手段であることから、エバーグリーン国際航空が空中消火事業に参入した。それまでとは違う強力な消火専用機を改造することとし、登場したのが「スーパータンカー」である。エバーグリーン国際航空は2013年に運行停止し、倒産・解散したが、2016年に空中消火事業を受け継ぐグローバル・スーパータンカー・サービス社が発足した。今回の森林火災では、ボリビアにおいて消火活動を請け負っている。
消火専用機スーパータンカー
(写真は、左;Ja.wikipedia.org 、右;Twitter.comから引用)
所 感
■ 森林火災の原因は、落雷による自然災害のほか、人為的に放火されたものだとみられる。「NASAによる世界の雷マップ」によると、赤道直下のコロンビアやベネズエラ、アンデス山脈東側の雷の多発地帯と並んで、ブラジルはアマゾン熱帯雨林など全域に雷発生が多いところである。(図を参照)
人為的な放火件数がどの程度増えたか分からないが、今年の森林火災全件数が昨年より80%増加しているので、人為的な放火が増えていることに間違いはないだろう。
 19982013年の落雷頻度
(図はGhrc.nsstc.nasa.govから引用)
■ 森林火災の消火活動は、「米国アリゾナ州の山火事で消防士19名死亡」(2013年6月)で紹介した“ホットショット”のような専門職が存在するのか、またどのような消火活動をしているのか関心があった。ひとつは飛行機による空からの消火活動が行われていることが分かった。一方、地上でも消火活動については消防士が(細々と)やっているという印象である。国土面積が日本の22.5倍もあるブラジルであれば、人材(消防士)が不足するだろう。ブラジル環境庁が、消火活動を支援するため、数百人の臨時消防士を雇ったという。
 地上軍の消火戦略や戦術ははっきり分からなかったが、森林火災の予防と戦闘で訓練された部隊がいることは分かった。結局、消火戦術は火を叩いて消すことと、防火帯を作ることにあると思われる。

■ 一方、隣国ボリビアの森林火災の消火活動にグローバル・スーパータンカー・サービス社の「スーパータンカー」が使用(雇用)されていることが分かった。経営的には厳しそうであるが、近年、大規模な山火事や森林火災が増えているので、国家として対応していく必要があろう。総合的に考えれば、軍用機の改造が最も現実的であろう。
 日本の林野庁によると、全国で平均約1,400件/年(約4件/日)の山火事が発生しているという。最近の異常気象の傾向をみれば、日本で大規模な山火事が起こらないとはいえない。過去、日本ではタンク全面火災は起こらないとし、大容量泡放射砲システムの導入検討をしなかった反省を踏まえ、自衛隊の航空機の活用を考える時期であろう。

備 考
 本情報はつぎのインターネット情報に基づいてまとめたものである
    ・Nhk.or.jp,  アマゾン熱帯雨林 開発で急速な破壊 地球環境への影響懸念,  August  17,  2019
    ・Nhk.or.jp, 「アマゾンの森林火災 記録的ペースで増加」ブラジルの研究所,  August  22,  2019
    ・Cnn.co.jp,  アマゾン熱帯雨林、記録的なペースで火災発生 ブラジル調査,  August  17,  2019
    ・Bbc.com, アマゾン森林火災、ブラジル大統領が消火に軍派遣を指示 欧州が圧力,  August  24,  2019
    ・Bbc.com,  【解説】 アマゾンの森林火災、どれくらいひどいのか,  August  23,  2019
    ・ Forbesjapan.com, サンパウロが真っ暗闇に、アマゾンの「巨大山火事」の脅威,  August  26,  2019
    ・ Jiji.com, 「地球の肺」に最悪危機=アマゾン熱帯雨林で大火災-ブラジル,  August  25,  2019
    ・Nikkei.com, ブラジル軍、アマゾン森林火災消火へ4万人出動,  August  25,  2019
    ・Nikkei.com, アマゾン脅かすブラジル大統領,  August  06,  2019
   ・Thesun.co.uk, UP IN SMOKE Amazon rainforest fire – Alarming NASA pic shows wildfires raging across Brazil as 40,000 troops battle blazes,  August  25,  2019
    ・Theguardian.com, Brazilian warplanes dump water on Amazon fires as outcry mounts,  August  26,  2019
   ・Reuters.com, Warplanes dump water on Amazon as Brazil military begins fighting fires,  August  26,  2019
    ・Edition.cnn.com, Flying above the Amazon fires, 'all you can see is death‘,  August  26,  2019
    ・Bbc.com, Incendios en el Amazonas: ¿qué se está haciendo para combatir el fuego?,  August  26,  2019
   ・Exame.abril.com.br, E a Amazônia? Incêndios florestais ganham as redes sob silêncio do governo,  August  22,  2019
    ・Brasil.elpais.com, A Amazônia arde em chamas,  August  22,  2019
    ・Amazonia.org.br, 10 mapas e imagens de satélite internacionais que mostram a dimensão das queimadas no Brasil,  August  22,  2019
    ・Eb.mil.br, 51º BATALHÃO DE INFANTARIA DE SELVA PREPARA EFETIVO PARA O COMBATE A INCÊNDIOS FLORESTAIS NA AMAZÔNIA,  August  25,  2019
    ・Pt.mongabay.com,  Greenpeace divulga fotos impactantes dos incêndios na Amazônia,  August  28,  2019
    ・Amazoniareal.com.br,  Amazônia em Chamas: “graças a Deus choveu!”, diz prefeito sobre o combate às queimadas em Humaitá (AM),  August  24,  2019
    ・Ja.wikipedia.org, エバーグリーン・スーパータンカー,  August  13,  2019



後 記: アマゾンの森林火災は日本でも報道され、芸能人がインターネットで発信したので、関心の高いニュースになりました。当ブログでは「米国アリゾナ州の山火事で消防士19名死亡」(2013年6月)を紹介したことがあるので、タンク火災ではありませんが、第2弾として調べてみました。情報としては多すぎるぐらいありました。今回の火災には政治的な話題が多く、避けて通れませんが、極力このような話は最小限にし、森林火災の状況や消火活動に焦点を当てました。情報が多い割に望むような記事が少なかったという印象です。しかし、興味深いものもありました。AFPによる「【検証】アマゾン火災、無関係の写真がネットの怒りあおる」は、アマゾンの森林火災の写真としてインターネットに掲載されている中には10年以上前のものやブラジル以外で撮影されたものが含まれていると指摘した記事です。ここでは、これらの写真だけを紹介します。今回のブログでも、フェーク写真にならないように気をつけました。
息絶えたように見える赤ちゃんを抱くサルの写真は、赤ちゃんは倒れ掛かっていただけだったということです


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