なお、東ソー塩ビモノマー製造設備の爆発事故(2011年)の状況については、本ブログの2011年 11月分に掲載しています。
後記; プロセスプラントでは、定常状態のときには安定しており、運転を調整することはほとんどないといえます。しかし、一旦運転が乱れたり、非定常状態では、調整に時間がかかります。東ソーの事故では発災前に温度や圧力が変動し、多くのアラームが鳴っていたそうです。この塩ビモノマー製造設備はオペレーターとしてなかなか難しい装置にように思います。
現在は制御システムの高度化が進み、オペレーターの負担を減らすような改善が可能になっています。原因調査結果のように後から分かってみると、いろいろなことが言えますが、事故前のオペレーション状況を理解し、オペレーターの洞察力や判断力に過度に頼ることなく、改善されることを期待しながら、事故原因の情報を見ていました。
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