今回は、2025年8月22日(金)、米国ルイジアナ州ローズランドにあるスミティーズ・サプライ社の潤滑油製造工場でタンクが爆発を起こし、その後タンク群が爆発を繰り返す火災となり、潤滑油製造工場が壊滅的な被害を受け、地域住民は強制的に避難した事例を紹介します。
< 発災施設の概要 >
■ 発災があったのは、米国ルイジアナ州(Louisiana)タンジパホア郡(Tangipahoa Parish)ローズランド(Roseland)にあるスミティーズ・サプライ社(Smitty’s Supply)の潤滑油製造工場(潤滑剤製造工場)である。
■ 事故があったのは、潤滑油製造工場のタンク設備群である。
<事故の状況および影響>
事故の発生
■ 2025年8月22日(金)午後1時前、潤滑油製造工場で大規模な爆発が発生した。続いて複数の二次爆発が起こった。
■ 爆発に続き、火災が数十基の貯蔵タンクから急速に広がり、午後を通して爆発する音が繰り返し聞こえた。爆発は午後ずっと続いたため、出動していた消防隊員らは火災現場から遠い位置で活動した。
■ タンジパホア郡はすぐに現場近くの住民に避難を命じたが、その後、空高くまで黒煙が立ち昇る中で半径1マイル(1,600m)以内の住民に強制避難を命じた。町民の80%以上が自宅からの避難を余儀なくされた。250人以上がコミュニティセンターに避難したが、狭くてほとんどの人はプラスチック製の椅子で寝泊まりした。
■ 事故にともなう負傷者はいなかった。その後、続いた火災や消火活動でも負傷者は出なかった。
■ 現場から南約3マイル(4.8km)のアミテの住民からは、油の残留物が地域に降り注ぎ、車や家屋に付着しているとの報告があった。当局は、火災の急速な拡大、濃い黒煙、そして周辺地域への“オイルレイン” と呼ばれる油性の煤の降下を報告した。立ち昇る黒煙からの油滴が20マイル(約32km)先まで飛び散り、屋根、庭、車をタールのようにつるつるしてキラキラと光を放つ膜で覆った。
■ ルイジアナ州知事は、野生生物や人間の健康に差し迫った危険があるという兆候はないと述べた。
■ 火災の原因は不明で、タンジパホア郡当局は依然として重大な化学物質の危険性があるかどうか、また事態を鎮圧するのにどれくらいの時間がかかるのかも不明だという。
■ 原因は不明と多くのメディアは報じたが、油と化学物質を混合するタンクの故障が原因である可能性が高いと報じたメディアがあった。
■ 8月22日(金)夜遅くまで、消防隊など35以上の機関が消火活動に取り組んだ。 何時間も消火活動にあたったが、当局は鎮火の見込みをまだ見通せていなかった。
■ 米国環境保護庁(EPA)は土壌、水、残骸のサンプルを採取し、タンジパホア川沿いにオイルフェンスを設置して化学物質の拡散を阻止しようとしていた。
■ 消防活動の安全確保のため一部道路が閉鎖された。また、航空機の安全確保のため半径3マイル(約4.8km)以内の飛行が一時的に制限された。
■ この火災により近隣の小学校を含む町全体で緊急避難が発令された。当局によると、8月23日(土)時点で42人が避難所に避難している。保安官事務所によると、爆発の影響を受けた住民は約800人だという。
■ 8月23日(土)になっても火災は収まらず、消防隊は24時間以上もの間、制御できない炎と闘っていた。
■ ユーチューブでは、事故の状況を伝える動画が多数投稿されている。主なものはつぎのとおりである。
●Youtube、「Massive
fire breaks out at Louisiana auto supply facility」(2025/08/24)
●Youtube、「Explosion at Smitty’s Supply」(2025/08/23)
●Youtube、「LIVE: Roseland Plant Explosion |
Evacuation Radius Expanded」(2025/08/23)
●Youtube、「Roseland Explosion Caught on Video:
Massive Smoke and Fire at Smitty’s Supply」(2025/08/23)
●Youtube、「Latest in Roseland Explosion: Crews Battle Smitty’s Supply Fire as Oil Hits River 」(2025/08/24)
被 害
■ 潤滑油製造施設のタンクなどが損壊した。内部の潤滑油などが焼失した。
■ 地域住民は強制的に避難させられた。
■ 黒煙からの油滴が住宅や車両を汚した。
■ 黒煙による大気が汚染され、油滴などによる水質が汚染された。油がタンジパホア川へ流入し、水質を汚染した。
■ 負傷者はいなかった。
< 事故の原因 >
■ 爆発・火災の原因は調査中である。
油と化学物質を混合するタンクの故障が原因である可能性が高いと報じたメディアがある。
< 対 応 >
■ 現場には地方、州、連邦政府機関から約150名の職員が派遣され、鎮火と瓦礫の処理に24時間体制で取組んだ。
■ 当局は住民に対し、周辺一帯を覆う煤との接触を避けるよう警告した。煤には炭化水素、化学物質、その他の可燃物が含まれていると考えられており、健康と環境の両方にリスクをもたらす。大気質の監視は継続されており、測定値は対策基準値を下回っているという。
環境チームは、近くのタンギパホア川への影響についても調査を進めている。そこでは瓦礫が散乱しているのが確認されている。汚染の可能性を評価するため、水質サンプルの採取が行われた。
■ ルイジアナ州警察によると、火災は8月23日(土)の夕方までに90%鎮火したという。「消防隊など対応チームは一日中熱心に作業しており、封じ込めを強化し、復旧作業を支援するために夜通し活動を続ける予定だと追加した。しかし、8月24日(日)の情報でも、火災はまだ鎮圧されず、半径1マイル(1,600m)以内の避難命令は引き続き有効であると述べた。
■ 当局は、「夜間に、特殊重機を含む追加物資が到着した。消防隊などの対応チームは構造物の残骸の撤去と、覆われたホットスポットへの対応を開始した。現場の周囲には封じ込め用の土のうが設置されており、復旧作業は一日中継続される」という声明を出した。
■ 火災は8月25日(月)も続いた。火災の鎮圧と清掃活動を指揮するよう指示されている米国環境保護庁(EPA)は、15エーカー(約6万㎡)
の施設の火災について25日(月)時点で98%鎮圧されたと発表した。
■ 2025年8月25日(月)、現場近くにあるタンギパホア川の水面に油膜が発見された後、清掃作業員が水路、溝、池から汚染物質を回収していた。作業員らは川などから汚染物質を回収するために5,900フィート(1,800m)以上のオイルフェンスを展張したと語った。 米国環境保護庁(EPA) は9月2日(火)、水に混ざった油混じりの汚染物質215万ガロン(8,100KL)以上を回収したと発表した。
■ 火災がほぼ鎮圧したことを受け、8月26日(火)までに住民のほとんどが自宅に戻ったが、空気は依然として石油の刺激臭で充満していた。
■ 火災は1週間以上前から鎮火率98%に達しているが、2%が残っている理由は、焼け落ちた建物や残された資材について高温箇所をすべて特定しているため、小規模な再燃の可能性がまだ残っているためだという。
■ 8月26日(火)、当局は、地元、教区、州、連邦政府機関による対応がうまくやりとげたと自賛した。しかし、住民は爆発・火災で出た残骸や廃液への懸念を示しており、疑問が生じている。実際、住民やメディアが共有した画像には、小川や池、タンギパホア川には油の残留物が漂い、爆発で出た黒い煤が車や建物に残されている様子が写っている。
■ 8月28日(木)、スミティーズ・サプライ社はFacebookにサプライ・ファミリー向けの声明を発表した。しかし、事故の状況や原因などには触れておらず、謝罪と再建について述べたものだった。
住民は健康リスクの観点から施設の再開について複雑な思いを抱いているという。こうした懸念がある一方で、新施設の経済的メリットを歓迎する人もいる。ローズランドの住民の半数以上、そしてその子供たちの90%が貧困状態にある。人口1,100人のローズランドの町で約450人を雇用していたスミティーズ・サプライ社は経済の救世主であり、スミティーズ・サプライ社がなければ、住民の中には経済的に自立することがより困難になるだろうと懸念する人もいる。
■ 9月2日(火)、被災後の設備の後片付け中にタンクの屋根が吹き飛ぶという事故が起こったと米国環境保護庁(EPA)は述べた。原因はタンクへの過圧だという。負傷者は出なかった。
■ 9月5日(金)、ルイジアナ州の環境保護団体は、爆発・火災事故によって土地と水路が汚染されたとして、スミティーズ・サプライ社を相手取り、市民主導の連邦訴訟を起こす予定だという。
■ 2022年以降のすべての報告期間において、スミティーズ・サプライ社は重大な水質浄化法違反を指摘されている。水質浄化法は水の安全に関する国の準拠法だが、トランプ政権はこの規則の緩和を提案している。これらの違反の中には、ベンゼンやトルエンなどの有機化学物質を法定基準値の約20倍、油脂を基準値の4倍以上などを排出して地元の水路を汚染したという報告が含まれている。
■ 現在、トランプ政権下では、汚染工場への許可はほとんど監視なしに承認されている。また、大気浄化法の一部が緩和されたため、施設はより多くの化学物質を環境に放出することが許可されている。同時に、政権は、危険な産業災害による影響への対応能力を強化するバイデン政権時代の規則の撤廃に着手した。これらの災害は、近隣に居住し、健康、経済、環境への被害が最も大きい黒人世帯に大きな負担を強いていると黒人問題を取り上げているウェブサイトは報じている。
■ 住民で従業員のひとりは、他の従業員とともに工場から解雇された。二人とも月額約250ドル(37,000円)の退職金を提示されたという。ここの住民は、全米の90%以上の住民よりも多くの石油・ガス施設にさらされており、全米の95%以上の住民よりも高い呼吸器疾患罹患率に直面しているという。爆発による煤が遊び場やポーチに降り積もる中、多くの地元住民は、石油・ガス産業に有利な政策と公民権がもたらす影響は明らかだと訴えている。
8月25日(月)に地域環境保護庁が災害の復旧作業を引き継いだ。しかし、住民は作業プロセスに不信感を表明した。トランプ大統領によって任命された地域環境保護庁の現長官は、オクラホマ州の元エネルギー担当官であり、また、特定の汚染規制の廃止、有害化学物質浄化プログラムの廃止などの「プロジェクト2025」計画の立案者でもあったという。
■ スミティーズ・サプライ社は、石油、グリース、メタンやエタノールなどの炭素化合物を含む汚染物質を排水区域に放出して水質浄化法に違反したとして米国環境保護庁(EPA) から以前に罰金を科せられており、今回の爆発後も比較的軽い罰金で済むと予想される。
米国環境保護庁(EPA) の記録によると、ローズランドにあるスミティーズ・サプライ社の施設は、2022年4月以来、四半期ごとに重大な水質浄化法違反を指摘されている。違反には、①ハイウェイ51号線沿いにある工場における法定基準を超える汚染物質の繰返しの排出。②2024年4月~8月の間に、有機炭素レベルは許容限度を1,980%超過していた。EPAによると、有機炭素の例としては、メタンやエタノールなどである。③同四半期の油とグリースのレベルは許容限度を416%超えていた。④2022年4月~6月にかけて、大腸菌群の濃度は許容限度を400%超過していた。
■ 2020年以降、スミティーズ・サプライ社は労働安全衛生局から5件の重大な労働違反に直面しており、そのうち4件は油火災によるもので、1件は従業員がトレーラーに衝突されて死亡した死亡事故によるものである。
■ 55年前、スミティーズ・サプライ社が建設された当時、ルイジアナ州の経済発展の理想は石油と化学企業だった。今日、ルイジアナ州知事は「危険な産業こそが経済発展の源泉」という陳腐な考えに固執し続けている。州知事は本当に製鉄所、アンモニア工場、プラスチック工場、メタノール生産などが新しいものだと信じているのだろうか。そして、ルイジアナ州を全米で最も貧しい州の一つにしてしまった、古くてメリットのない考えであり、もし汚染産業が経済に良い影響を与えるのであれば、現在200以上の工場が住民を豊かにするはずだった。しかし、ルイジアナ州は貧しいままである。
■ この潤滑油製造工場では、さまざまな可燃性の高い製品を保管していることが知られている。
報告書によると、スミティーズ・サプライ社の関係者は2023年に州規制当局に対し、施設の貯蔵タンクには、通常、エタノール、着火剤、軽油混合物、エンジンオイル、潤滑油・油圧作動油、ディーゼル油、ブレーキ液、グリース、および名前が明かされていないさまざまな水性の化学物質を保管できると伝えた。スミティーズ・サプライ社は、当時、これらの物質はいずれも可燃性ではあるものの、州法や連邦法の下では危険物とはみなされていないと述べた。
■ 潤滑油関係のウェブサイトでは、ローズランドのコミュニティは動揺しつつも粘り強く、同社を支援していると報じている。地元企業は、被災した従業員を支援するための募金活動を行っている。町長は、緊急サービスの迅速な対応を称賛し、復旧作業が始まるまで忍耐強く待つよう呼びかけた。施設周辺の道路は引き続き閉鎖されており、住民は周辺地域を避けるよう勧告されている。
補 足
■「ルイジアナ州」(Louisiana)は、米国の南部にあり、テキサス州に隣接し、人口約460万人の州である。州都はバトンルージュで、最大の都市はニューオーリンズである。
「タンジパホア郡」(Tangipahoa Parish)は、ルイジアナ州の南東部に位置し、人口約133,000人である。
「ローズランド」(Roseland)は、タンジパホア郡の西に位置し、人口は1,100人だったが、近年は約880人である。
■「スミティーズ・サプライ社」(Smitty’s Supply) は、1969年に設立された米国の潤滑油製造会社の一つである。1969年設立の同社のウェブサイトには、エンジンオイル、グリース、自動車用ブレーキフルード、パワーステアリングフルード、ギアオイル、不凍液など潤滑油と関連製品を200種以上製造している。同社は、シェルやシェブロンなどの石油販売会社と契約を結び、全米および90か国以上に製品を販売している。ローズランド工場に加え、インディアナ州ハモンド、ミシシッピ州ビックスバーグ、テキサス州ジャスパーにも工場を有している。
ローズランド工場には、1,100万ガロン(41,700KL)以上のバルク貯蔵庫、19の自動充填生産ライン、敷地内のグリース製造工場、14エーカーの屋根付き倉庫スペース、研究室と試験施設、36台の車両を収容できる3本の鉄道支線がある。
■ 最初に発災した設備はわからない。爆発に続き、数十基の貯蔵タンクから火災が急速に広がっており、油と化学物質を混合するタンクの故障が原因である可能性が高いというメディアの報道から「発災設備」はタンクとした。しかし、数多くのタンクから発災タンクを特定できるような情報の記事はなかった。グーグルマップで調べると、タンクの直径はおよそ2m~4.5mの範囲にあり、容量は15~160KLクラスの固定屋根式円筒タンクが爆発・火災のタンクとみられる。
潤滑油のベースオイルは、一般的に原油からガス、ガソリン、灯油、軽油といった可燃性の高い留分を除いた重質分から作る。これに潤滑油の特長である化学物質を混合して製造される。潤滑油の製造工程の例を図に示す。スミティーズ・サプライ社がどのような製造工程で潤滑油を作っているのかわからないが、製造プロセスのプラントらしい機器が見当たらないので、潤滑油のベースオイルを他から持ってくると見られる。
潤滑油は一般に摩耗部に使用され、危険性は無いと思われがちだが、もともと油であることを忘れてはならない。潤滑油の引火点は120〜350℃であるが、引火点が250℃以上の潤滑油は消防法の危険物には該当せず、代わりに可燃性液体類に分類される。引火点以下の温度でも可燃性ベーパーの発生はある。潤滑油が自然発火を始める最低液温は発火点である。一般的に引火点よりも高い温度であり、物質自体が点火源なしで燃え始める温度をいい、潤滑油の発火点は250〜350℃である。この温度を超えると、外部の着火源がなくても自ら燃え始める。
所 感
■ 潤滑油製造工場の爆発・火災の原因は調査中でわからない。このブログでは、「爆発に続き、数十基の貯蔵タンクから火災が急速に広がっており、油と化学物質を混合するタンクの故障が原因である可能性が高い」という記事から、発災はタンクから始まったとした。混合タンクの故障で最初の爆発が起こったとすれば、タンク接続の計装設備に異常があり、タンク過圧や液流出などによって生じたことなどが推測できる。一方、潤滑油は油の重質分から成り、通常、爆発性はないことから、タンクに爆発性の軽質分を導入したことも考えられる。いずれにしても、爆発の要因には人為ミスが伴っている可能性は高い。
■ 消火戦略では、化学工場で爆発・火災が起これば、タンク内液が何かを把握するのが先決である。しかし、当局や消防隊はつかんでいなかった。事業所からも情報の提供が無かったと思われる。火災が拡大してタンクの防油堤に流出した潤滑油が高温にさらされ、爆発的な燃焼が繰り返し起こったものと思われる。タンク間距離はほとんど取られておらず、潤滑油も危険物のひとつということを認識させる事例だといえよう。
備 考
本情報はつぎのインターネット情報に基づいてまとめたものである。
・Capitalbnews.org, Explosion at Louisiana Oil Plant Leaves Black
Community Coated in Toxic Fallout, August 29, 2025
・Ctif.org, Louisiana oil explosion sparks evacuation and
environmental alarm - soot to contain hydrocarbon chemicals
, August 25, 2025
・Collinslaw.com, Smitty’s Supply Explosion in Roseland, Louisiana:
What Happened, What’s at Stake, and How The Collins Law Firm Can Help, August
28, 2025
・Abcnews.go.com, Mandatory evacuation remains in effect as fire from
Louisiana plant explosion continues to burn, August 25, 2025
・Wdsu.com, Roseland explosion: What is Smitty's Supply? Plant that
supplies oil, lubricant across United States, August 22, 2025
・Apnews.com, Louisiana governor says there’s no sign of ‘imminent
danger’ after fire at auto lubricant plant, August 26, 2025
・Wwltv.com, Tank roof blows out at Smitty’s Supply facility during
fire clean up; no injuries, EPA says, September 2, 2025
・Wsws.org, Plant explosion in Roseland, Louisiana threatens local air
and water quality, August 26, 2025
・Truckpartsandservice.com, Explosion at Smitty's Supply triggers
evacuations in Louisiana, August 25,
2025
・Argusmedia.com, Fire closes Lubricant blender Smitty’s Louisana
plant, August 23, 2025
・Telegraph.co.uk, Explosion at Louisiana plant forces
evacuations, August 23, 2025
・Firehouse.com, Explosion, Fire at Hazmat Plant in Tangipahoa Parish,
LA, Results in One-Mile Evacuation,
August 23, 2025
・Fox8live.com, EPA records
show years of EPA violations at Smitty’s Supply, August 26, 2025
・Afrotech.com, Toxic Explosion At Oil Plant Leaves Black Louisiana
Town Reeling With Fear And Uncertainty, September 3, 2025
・Wbrz.com, Series of explosions rock oils and lubricants company at
Roseland; evacuations ordered; oily residue reported, August 22, 2025
・Labucketbrigade.org, PRESS RELEASE: Statement on Roseland Explosion,
September 3, 2025
・Lailluminator.com, Environmental group to sue Smitty’s Supply to
force contamination cleanup, September 5, 2025
後 記: 今回の事例は、今の米国の縮図が現れている事故のように感じます。まず、インパクトの大きい事故なのですが、事故状況のわかる報道が行われていません。ドローンの映像がなければ、どこで何が起こって事故がどのように起こったのかわかる報道記事になっていません。随分以前から、米国のメディアの弱さを指摘してきましたが、人口約880人のローズランドという片田舎(失礼)の町で起こったのですから、現地を取材に訪れていないのが感じ取れる記事もありました。それに加えて共和党の政策に疑問を呈する記事の多いのが目立ちました。このブログでは、政治向きの話題は避けてきましたが、今回は敢えて「事故の間接的な報道」としてまとめ、投稿しました。ここで思ったのは、米国で最も貧しい州のひとつであるルイジアナ州とはいえ、米国はダメになっていくなあと感じました。
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