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2015年5月1日金曜日

ブラジルの液体バルクターミナルで8日間のタンク火災

今回は、2015年4月2日、ブラジルのサントス市にあるウルトラカーゴ社の所有する液体バルク・ターミナルで、ガソリンとエタノールを貯蔵するタンクが火災になり、8日間燃え続けた事故を紹介します。
(写真はUk.reuters.com から引用)
< 発災施設の概要 >
■ 事故があったのは、ブラジルのサントス港地区にあるウルトラカーゴ社(Ultracargo)の所有する液体バルク・ターミナルである。液体ターミナルには、エタノール、ガソリン、ディーゼル燃料、植物油、有機溶剤などを貯蔵している。

■ ウルトラカーゴ社はブラジル国内最大の燃料タンクを保有する運輸会社として知られている。サントス港のアレモア工業地区に19万㎡の敷地を有し、合計貯蔵能力301,300KLで、貯蔵タンク175基を保有している。

■ 被災した貯蔵タンクはガソリン用5基、エタノール用1基で、容量はいずれも600万リットル(6,000KL)であった。
(写真はNews.goo.ne.jo から引用)
< 事故の状況および影響 >
事故の発生
■ 2015年4月2日(木)午前10時頃、液体バルク・ターミナル内で大きな爆発があり、その直後に炎と黒炎が高々と舞い上がった。炎と黒煙の柱は近隣都市からも肉眼で確認できたという。

■ 最初の火災はタンク1基から始まったが、4月2日中に4基のタンクが火災になった。

■ 4月4日(土)には6基目のタンクに引火した。4月4日午後3時50分時点で2基のタンクが鎮火したという。

■ 4月5日(日)未明、燃えていた4基のうち1基の消火に成功したという。なおも、3基のタンクが炎上中で、消火活動が続けられているという。

■ 90時間を経過した4月6日(月)午前9時時点で、2基のタンクが炎上しているという。

■ 4月7日(火)時点で、2基のタンクが燃えており、タンクから燃料が漏れていることもあり、消火活動が難航しているという。サントス市連邦警察は、4月7日(火)時点で、「燃料が燃え尽きるまでは鎮火しない。4・5日かかるだろう」と発表した。

■ 地元消防局広報担当のマルコス・パルンボ隊長によると、高温の炎によって消火用水が火元に達する前に蒸発してしまうため、消火作業が困難を極めているいるが、対策として航空機火災などで使う特殊な冷却用発泡剤(コールド・ファイア)を利用するという。
 消防隊のマルコス・アウレリオ・アウヴィス・ピント指揮官は、4月7日(火)、「消火薬剤のコールド・ファイア4,000リットルを受け取っています。作戦を始めるには十分な量です。コールド・ファイアはゼラチン状の泡で火を消します。燃料が漏れていないとき、直接炎に浴びせることで効果を発揮すると考えています。しかし、今は漏れている燃料が火災の勢いを助けています。優先すべきは、漏れを防ぐ技術的な方法をみつけることです」と語った。

■ 4月8日(水)昼過ぎ、コールド・ファイアの投入で、火災は一旦消えた。コールド・ファイアが炎上中のタンクの温度を下げたため、タンクから上がる煙は急速に減り、午後1時半頃には「鎮火」と報じられた。しかし、10分後にはタンクから地上に漏れたガソリンに引火して、黒煙が再び増し、午後2時過ぎには、タンクが再出火した。

■ 4月10日(金)、192時間後にようやく鎮火した。被災タンクはガソリン用5基、エタノール用1基の合計6基だった。タンク内に入っていたオイルの合計は34,000KLだった。

事故による被害
■ 発災に伴う直接的な負傷者は出なかった。しかし、サントス市役所によると、ウルトラカーゴ社の従業員15名が作業による体調不良で、4月2日に移動式救急医療サービス会社Samuの救急車で治療を受けた。治療は火傷でなく、重装備での作業による血圧や体温の急激な変動、煙の吸入による体調を崩したためだという。

■ 火災により、現場周辺の大気汚染が深刻化したため、近隣住民の多くは自主的に避難した。

■ 火災が続いた間、サントス市内を巨大な煤の雲が覆う日が多かった。サントス市の数十名の住民が呼吸器系の問題で医療機関で診療を受けたと報じられている。
 環境衛生技術公社(Cetesh)環境局のセーザル・アドゥアルド・バドゥヴァン・ヴァレンチ事務局長は、4月7日(火)、火災現場付近の大気汚染への懸念も示されていることに対して、現時点ではすべて平常時の状態だといい、「私たちは大気汚染の状態のモニタリングを続けていますが、人々にリスクをもたらす問題は浮上していません。雨が汚染を薄めることに役立つでしょう。弱い霧雨では効果はないでしょう」と語っている。

■ 水中の酸素が減少したためか、水温が上がったためか、魚の大量死が続いている。クバトン市内の革から回収された魚は4月8日(水)朝の時点で7トンに達した。消防隊の消火活動で使用した消火排水で汚染された水が海へ流れたのが、魚の死んだ原因と報じられている。
 環境衛生技術公社環境局ヴァレンチ事務局長は、「火を消すために使われた水は、ウルトラカーゴ社の施設から流出して河口の湾にたまり、温度や酸素飽和度などの変化を引き起こして水を汚染し、魚の死の原因になっていると考えられます」と語った。漁業庁は、汚染された魚が消費者に流通しないようし、この数日間、同地域の商店などを検査しているという。

■ サントス市都市計画環境局員のダウリー・デ・パウラ・ジュニオール氏は、「自然環境に与えた衝撃は市の想定をはるかに上回る別次元のものだった。私たちに最も衝撃を与えたのは、火災現場に近い池に与えた被害の大きさだった」と語っている。
 大量に死んだ魚の処理費用と住民への賠償金を含めた火災に伴う損害の賠償と支払いは、法的責任者が負うこととなる。ジュニオール氏によると、火災現場のエリアには、燃料タンクと配管を共有しているターミナルが二つあり、エリア内の区分けがされておらず、少なくとも3社が責任を問われるだろうという。

< 事故の原因 >
■ 爆発の原因は市民警察が捜査中である。

■ サンパウロ州保安局のアレシャンドレ・モラエス局長は、4月5日(日)、インターネット上で飛び交っている放火説などの噂を否定し、噂の発信源に対して処罰の対象として厳しく対応する姿勢を明らかにした。

< 対 応 >
■ 発災に伴い、サントス消防署から80名の消防士と22台の消防車が出動し、消火活動にあたった。その後、サントス市のほか沿岸部の市やドック会社などの消防隊が出動した。海水を汲み上げる消防船なども派遣された。ブラジル空軍の消防隊も支援で出動した。ブラジル石油公社ペトロブラスは消火用の泡薬剤をトラックで現地へ届けた。

■ 今回の燃料タンク火災は、発生当初から炎の温度が800℃を超えており、消火活動が困難だったという。熱のため、火元に水が届く前に、水が蒸発してしまうため、タンクの冷却に大量の水が使われることになった。4月4日時点で、40億リットル(400万KL)の海水が消火に使われたという。結局、消防隊が9日間の消火活動で、海から汲み上げた海水などの消火用水は約80億リットル(800万KL)に達したという。

■ 4月6日(月)、連邦政府は、消火薬剤コールド・ファイアを消火のために提供することを決めた。ブラジル空軍の航空機が、ブラジル空港インフラ公社(Infraero)から割り当てられた薬剤約4,000リットルを現地へ運んだ。薬剤は、車両搭載用消火器に使われているものと同様の泡用であるが、消防飛行機や空港でよく使われているものだという。

■ 4月8日(水)昼過ぎ、航空機火災などで使うコールド・ファイアと呼ばれる消火剤を投入し、午後1時半頃に一旦火が消えたが、10分後にタンクから地上に漏れていたガソリンに引火して、午後2時過ぎには、タンクが再出火した。

■ 発災場所はサントス港の外にあるが、港内に停泊していた船は退避した。州保安局は、サントス港へのアクセスを封鎖し、アンシエッタ道64km地点と市内を結ぶ道路も封鎖したので、市内の通行が禁じられている大型タラックは待機を余儀なくされた。4月8日(水)時点で、入出荷のためにサントス港の外側で待機している船は11隻に増えた。サントス市内や周辺の町では、物資の供給や配達の停滞といった問題も起きている。

■ サントス市役所は避難勧告を出さなかった。しかし、現場周辺の大気汚染が深刻化したため、近隣住民の多くは自主的に避難した。

■ ウルトラカーゴ社は、4月9日(木)、初めて同社ウェブサイトに事故に関する情報を掲載した。内容は、消火薬剤の追加手配の状況や消火用水の海水供給のために7隻のタグボートを継続して使用していることである。

■ ウルトラカーゴ社は、4月10日(金)、火災が下火になった段階で、これまでの緊急事態対応に関する情報をウェブサイトに掲載した。
 ● 事故対応には、事業所の145名の従業員が従事しているほか、同社の6箇所のターミナルから専門担当45名が支援している。
 ● 発災日から危機管理と消防活動に関する専門のコンサルティング会社と契約し、ウルトラカーゴ社の技術チームと昼夜対応し続けている。
 ● 米国テキサス州のウィリアムズ・ファイア&ハザード・コントロール社(Williams Fire & Hazard Control)の専門家6名との派遣を契約し、緊急事態の対応と、火災タンクからの油漏れの封じ込めについて対応してもらっている。

■ 4月10日(金)、発災してから192時間後にようやく鎮火した。消防隊のピント指揮官は、「火は鎮火したが、周辺に小さな燃料の漏れが確認されています。140名の州の消防隊員は4月12日(日)まで作業を続行して、タンクの温度の監視を続けます」と語った。

■ ウルトラカーゴ社は、4月11日(土)、火災が鎮火した段階で、消防活動に従事した消防署などの関係機関への感謝の念と、事故影響の評価検討と事故軽減についての声明をウェブサイトに掲載した。

■ 4月15日(水)、環境衛生技術公社(CETEB)は、火災により住民を危険にさらし、環境破壊を引き起こしたとして、ウルトラカーゴ社に対して2,250万レアル(9億円)の罰金を課した。
(写真はLainfo.es から引用)
(写真はIbtimes.co.ukから引用)
(写真はSagarsandesh.in から引用)
写真はGcaptain.com から引用)
(写真はSaopauloshimbun.com から引用)
一旦は消火したといわれたが、再燃したタンク
(写真はNikkeishimbun.jpから引用)
消火後にダメ押しの活動を行なう消防隊
(写真はHeadlines.yahoo.co.jpから引用)
鎮火後も流れる消火排水                  現場を確認する消防隊
(写真はHeadlines.yahoo.co.jpから引用)  
補 足 
■  「ブラジル」は、南アメリカにあり、正式にはブラジル連邦共和国で、連邦共和制の国家である。人口約1億9,800万人で、首都はブラジリアである。
 「サントス」 (Santos) は、ブラジルの南東部に位置するサンパウロ州にあり、人口約42万人の港湾都市である。ブラジル最大都市サンパウロ(人口約1,100万人)から南方60kmの位置にあり、内陸都市であるサンパウルの外港として機能しており、サンパウロとの間は「アンシエッタ」と「イミグランテス」の2本の高速道路のほか幹線道路や鉄道で結ばれている。市街地には重工業、化学工業を中心とした大規模な工業地帯が立地している。
(図はグーグルマップから引用)
■ 「ウルトラカーゴ社」(Ultracargo)は、ブラジルのウルトラ・グループ(Ultra Group)の傘下にあり、液体貯蔵と輸送を行なう運輸会社である。ブラジル国内に7箇所の液体バルクターミナルを有しており、サントスのターミナルの能力は、同社のウェブサイトによれば、つぎのとおりである。
 ● 取扱い液体:ケミカル、燃料、植物油、エタノール、酸・アルカリ液
 ● 合計貯蔵容量:  301,300KL
 ● タンク容量: 100~10,000KL
 ● タンク基数: 175基
 ● 桟橋: 3バース  バース水深:12m
 ● 桟橋配管: 10本
 ● 敷地面積: 183,871㎡
サントス市のウルトラカーゴ社の液体バルクターミナル
(写真はグーグルマップから引用)
■ 「発災タンク」の容量は6,000KLとされるが、直径・高さは明らかでない。グーグルマップによれば、直径は約22mであるので、最高液面高さは約16mとなる。タンク型式は、ドーム型固定屋根タンクが4基、コーンルーフ式タンクが2基とみられる。タンク間距離は、グーグルマップによれば、約5.5mで、直径比0.25である。
 報道記事および発災写真の情報から、各タンクにおける事故の状況はつぎのようなことがいえる。(タンク番号は写真を参照)
(写真はグーグルマップから引用)
 ● ドーム型固定屋根タンク①から発災したものとみられる。このタンクの屋根はかなり破損しているとみられ、爆発が起ったものと思われる。このタンクは内容液(ガソリンとみられる)が漏れ出し、プール火災を起こしている。 42日(木)に発災し、44日(土)に鎮火したものとみられるが、2日間を経過しており、ほぼ燃え尽きたものとみるのが妥当であろう。
 ● 隣のドーム型固定屋根タンク②に延焼しているが、屋根は噴き飛んでおらず、側板と屋根の接続部が破断した隙間などから火炎が上がっている。 このタンクも42日(木)発災、44日(土)鎮火とみられるが、ほぼ燃え尽きたものであろう。

 ● 隣接したドーム型固定屋根タンク③④は、タンク①②からの延焼で、ブリーザーバルブや屋根隙間などから火炎が上がっている。この2基のタンクは4月2日(木)の早い段階で火災になったものとみられる。
 4月5日(日)未明に鎮火したタンクが1基あるが、座屈したとみられるタンク④だと思われる。このことから、火災途中で爆発的燃焼を起こし、屋根が飛んだ可能性がある。
 タンク③は、4月5日(日)または6日(月)未明までに鎮火したものと思われる。これも同様にほぼ燃え尽きたと思われる。

 ● 2基のコーンルーフ式タンク⑤⑥が、4月4日(土)に延焼して火災になったものとみられる。この2基のコーンルーフ式タンクが、4月10日(金)まで6日間、燃え続けた。タンクから油が漏れていたため、消火活動が難航している。このことから、タンク底板部または下部配管の接続部からわずかずつ漏れ続けたものと思われる。この2基の火災に対して、4月8日(水)に特殊消火剤「コールド・ファイア」が投入された。
コールド・ファイアの1KLトートとドラム缶
(写真はRDR Technologies, LLCのウェブサイトから引用)

■ 「コールド・ファイア」(Cold Fire)は、ドイツで開発された特殊な消火剤である。 何種かの植物種の抽出物と、土壌から自然に吸着させた鉱物や塩との混合物からなる。合成化学物質、リン酸塩類、臭素、ポリマーなど既存消火剤の成分は含んでいない。コールドファイアは、水と混合することによって安全で環境にやさしい効果的な性能を持った消火剤だという。
 コールドファイアは熱を吸収する能力が高いことが特長である。このため、火災の三要素(燃料、酸素、熱源)のうち2つの要素を無くす、すなわち、熱源を吸収することと、引火点以下に燃料源を下げることによって火災を抑制させるという。
 日本では、スプレー式簡易消火器として販売されているが、米国・カナダでは、一般消火器のほか1KLトートやドラム缶の荷姿もあり、山火事用の火災抑制剤としても使用されている。

■ 「ウィリアムズ・ファイア・アンド・ハザード・コントロール社」(Williams Fire & Hazard Control)は1980年に設立し、石油・化学工業、輸送業、軍事、自治体などにおける消防関係の資機材を設計・製造・販売する会社で、本部はテキサス州モーリスヴィルにある。ウィリアムズ社は、さらに、石油の陸上基地や海上基地などで起こった火災事故の消防対応の業務も行う会社である。
 ウィリアムズ社は、2010年8月に消防関係の会社であるケムガード社(Chemguard)の傘下に入ったが、2011年9月にセキュリティとファイア・プロテクション分野で世界的に事業展開している「タイコ社」(Tyco)がケムガード社と子会社のウィリアムズ社を買収し、その傘下に入った。
 ウィリアムズ社は、 米国テネコ火災(1983年)、カナダのコノコ火災(1996年)、米国ルイジアナ州のオリオン火災(2001年)などのタンク火災消火の実績を有している。当ブログにおいてウィリアムズ社関連の情報はつぎのとおりである。
  ● 「サノコ社のタンク火災における消火活動」(1996年7月サノコ社カナダのタンク火災事故の消火活動)
所 感
■ この4月は、ブラジルで6基のタンク火災が起ったほか、その後に中国福建省で4基のタンク火災が起こっており、最近、貯蔵タンクの事故が無いと思っていたら、連鎖的に大きなタンク火災事故が続いた。
 今回の事故は発災要因に関する情報がまったく無く、事故原因を推測しようがない。しかし、ガソリンやエタノールという揮発性の高い油をドーム型固定屋根タンクやコーンルーフ式タンクに貯蔵しており、火災発生リスクの高い施設だったといえる。

■ タンクが密集し、消防活動のアクセスもよくない中で、プール火災を含むガソリンタンク火災への対応は厳しい条件であった。冷却水や泡消火水を多量に使用し、その排水が海を汚染するという影響も派生し、タンク火災の中には、このような最悪の条件がありうるということである。

■ 今回の難航した消火活動の情報で興味深いのは、つぎのふたつである。
 ● 特殊消火剤「コールド・ファイア」が使用された。再出火してしまったが、一旦、火災が収まっており、プール火災への対応(高発泡での覆いなど)がうまく行われていれば、制圧できていたのではないだろうか。今回のような全面火災でなく、障害物ありの部分火災という難しいケースの場合、検討に値する消火戦術のひとつであろう。
 ● 発災事業者は、火災発生直後から、専門のコンサルティング会社と契約して対応している。しかし、状況が改善しない中で、さらに米国のウィリアムズ・ファイア&ハザード・コントロール社の専門家を呼んだものと思われる。ウィリアムズ社がどのようなアドバイスを行ったか知りたいところである。 (「コールド・ファイア」が成功しなかった段階で、燃え尽きさせる戦略しかないと思うが)

備 考
 本情報はつぎのインターネット情報に基づいてまとめたものである。
  ・Reuters.com, Fuel Tanks on Fire at Storage Facility in Santos, Brazil,  April 02, 2015  
    ・Reuters.com,  Fuel Storage Tank Fire near Brazil’s Santos Port Enters Fourth Day,  April 05, 2015   
    ・SagarSandesh.co, Fire in Storage Tank in Brazilian Port City of Santos Enter Day 5,  April 08, 2015   
    ・Splash247.com,  Embers of Ultracargo Fire Flicker back to Life,  April 09, 2015
    ・Ultracargo.com,  Announcement about The Incident in Santos,  April 11, 2015   
    ・LatinoFoxNews.com,  Fire at Brazil’s Largest Port Extinguished after 8 Days of Destruction,  April 11, 2015  
    ・Megabrasil.jp, サントスの燃料ターミナル火災、4日目で未だ鎮火せず,  April 05, 2015   
    ・Nikkeyshimbun.jp, サントスで燃料タンク火災=近隣の町からも黒煙確認,  April 03, 2015  
    ・Saopauloshimbun.com, サントスで大規模火災、4日間燃え続けるタンク,  April 07, 2015
    ・Megagrasil.jp,  サントスの燃料ターミナル火災、7日目に。火の勢いぶり返す。タンクからの燃料漏れが原因か,  April 08, 2015
  ・Headlines.yahoo.co.jp,  サントス燃料タンク火災、経済と環境にダメージ与える,  April 11, 2015
    ・Headlines.yahoo.co.jp,  サントスの燃料タンク火災、192時間を経てようやく鎮火,  April 11, 2015
  ・Headlines.yahoo.co.jp,  サントス港の燃料タンク火災で罰金,  April 17, 2015



後 記: ブラジルの事故報道は、情熱的な“サンバ” の国に似合わず、冷静というか、淡々として何か無機質な印象の記事が多いように感じます。普通、爆発が起これば、爆発時に感じた住民のコメントがありますし、避難すれば、被災者の話が記事になりますが、今回、 8日間という長い事故にかかわらず、住民の声が聞こえません。発災事業所からの情報発信もなく、やっと7日目になってウェブサイトに声明が出されていますが、言い訳に近い話で、発災施設や事故状況に関する情報としてはほとんど参考になりませんでした。国情の差でしょうかね。

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