今回は、2025年2月26日(水)、岩手県大船渡市で起こった国内最大規模の山火事について紹介します。
< 発災地域の概要 >
■ 2025年の岩手県は山火事が多く、岩手県陸前高田市で2月25日(火)に発生した山火事は翌日鎮火したが、隣接する大船渡市では2月19日(水)から山火事が連続で3つ発生し、2月26日(水)に新たに起こった山火事は国内最大規模になった。
< 事故の状況および影響
>
事故の発生
■ 2025年2月26日(水)午後1時頃、岩手県)大船渡市の赤崎町合足(あったり)地内で山火事が起こり、燃え広がった。
■ 山火事発生は合足漁港付近にいた人からの通報でわかり、火災発生という情報を受け、消防隊が現場に出動した。
■ 大船渡市は、午後1時11分に防災無線で市民に火災を周知し、午後1時50分に市内三陸町綾里(りょうり)地区に避難指示を出した。
■ 火災は延焼が拡大し、合足漁港の近くの県道あたりが燃えていて、県道9号線で交通規制が行われた。以降、各地の市道などが消火活動のため各所で通行止めになった。
■ 火災発生にともない、消防隊の消火活動は、各都道府県から緊急消防援助隊が支援して行われた。しかし、狭い山道に入っていく消防車は限られ、さらに山の中には消火栓が無いことなどから消火活動は難航した。
■ 山火事は、赤崎町合足地区、三陸町綾里の田浜地区と小路地区のあわせて3か所で火災が発生しており、2月27日(木)午後には大船渡市街地に近い赤崎町の北西部に延焼した。 焼失面積は約1,200ヘクタールとなり、平成以降の山火事で国内最大規模になるという。
■ 大船渡市は、三陸町の綾里全域と越喜来(おきらい)の3つの地区、それに赤崎町の13の地区に避難指示を出した。 対象世帯1,896世帯、対象人数4,596人である。 2月26日(水)午後2時、越喜来小学校の屋内体育館に最初の避難所が開設され、以降、3月1日(土)までに13か所の避難所が設置され、住民約1,200人が避難した。そのほか、公設の避難所以外に避難した人がおり、その数は約2,500人にのぼる。山火事の影響で綾里小学校、赤崎小学校、東朋中学校が臨時休校となった。
■ 大船渡市は、2011年の東日本大震災で津波による甚大な被害を受けた被災地のひとつで、その経験を生かし、住民の避難は比較的すみやかに行われ、避難所の開設や物資の調達なども迅速に行われた。しかし、三陸町綾里で男性ひとりの焼死体が見つかった。また、家屋など84棟が焼損したとみられるが、詳しい被害状況は調査できていない。その後、焼失家屋は78棟に修正された。
■ 3月1日(土)、岩手県内はオホーツク海を進む低気圧の影響で風が強まっていて、大船渡市では早朝に最大瞬間風速18.2m/sを観測した。昼の時点でも10m/s前後の風が吹いており、湿度は30%台と空気の乾燥した状態も続いた。
■ 火災地区に近い住民の中には、想像以上に火の手が早く、着の身着のまま逃げてきたという人もいる。燃え続ける山火事で避難対象区域内の住民は家の状況を確認しに行くこともできない。
■ 3月2日(日)山火事は発生5日目を迎え、平成以降、国内最大規模になった。夜通しで消火活動が行われたが、火の勢いは弱まっていない。焼失面積は午前6時時点で約1,800ヘクタールに拡大し、3月1日朝から一日で約400ヘクタール拡大した。大船渡市は、たび重なる避難指示の拡大で避難所がひっ迫した状態が続いていることから、2日新たに1か所の避難所を開設した。
■ 3月2日(日)午後5時、大船渡市は会見を開き、三陸町綾里では、北東部にある小石浜地区の集落の方向に延焼が拡大しているほか、赤崎町合足地区の周辺でも集落の方向に延焼が拡大しているという。
■ 3月3日(月)午前6時時点には、焼失面積が2,100ヘクタールに拡大した。さらに三陸町綾里の小石浜地区の付近や三陸町越喜来の甫嶺(ほれい)地区の付近などの方向へ延焼が拡大していることが確認された。
■ 大船渡市赤崎町にあるセメント業界大手の太平洋セメントの大船渡工場は、従業員の安全の確保などのため、2月28日(金)から稼働を停止した。工場で働く従業員約150人の多くが地元出身で、このうち30人ほどが避難指示の対象になっているという。工場の設備に被害は出ておらず、周辺で煙は確認されていないが、延焼が続いていることなどから稼働の再開のめどは立っていない。
■ 3月2日(日)朝、山火事に伴って避難指示が出ている三陸町綾里の漁業者たちは、船で綾里の港に向かい、停泊している漁船を退避させた。三陸町綾里は、定置網漁やワカメの養殖などが盛んな地域だが、全域に避難指示が出ていて陸路では立入れない状況が続いている。定置網漁を行う漁業者のひとりは「一番大事な網が燃えてしまった。網は注文してからできるまで半年から1年はかかるので、今シーズンの漁は諦めることになるかもしれない。担い手が減らないか不安だ」と語った。
■ 山火事に伴い、三陸鉄道は盛(さかり)駅と三陸駅の間の上下線で運転を取りやめているが、沿線への電力供給が停止したため、3月2日(日)の始発から運転取りやめ区間を盛駅と釜石駅の間に拡大した。避難指示が解除されるまでは、代行バスを運行する。避難指示区域をう回するため、陸前赤崎駅、綾里駅、恋し浜駅、甫嶺駅には停車しない。
■ 3月4日(火)、火災の発生から7日目となり、消火活動を継続して実施しているが、焼失面積は2,900ヘクタールに拡大した。
■ 3月5日(水)は、山火事発生後、初となる雪や雨が未明から降り、地元消防によると、地上隊からの報告では、延焼拡大は見られず、降雨が寄与したとみられる。降り始めからの雨の量は午後5時の時点で17mmだった。山からは今も煙が立ち上っているが、赤い炎は見えない。それだけに避難中の住民にとっては待ちに待った雨となった。家族と避難を続ける住民のひとりは「自宅の状況が分からず不安もあるが、雨で少し希望が見えた」と表情が緩んだ。
■ 3月5日(水)、大船渡市によると、山火事による地域別の建物被害の状況は、三陸町綾里小路16棟、石浜9棟、田浜9棟、港19棟、岩崎下4棟、宮野東3棟、赤崎町外口18棟の計78棟だと発表した。
■ ユーチューブには、山火事の状況を撮影された動画などのニュースが投稿されている。主なものはつぎのとおりである。
●YouTube、「岩手・大船渡市の山火事 約4600人に避難指示【スーパーJチャンネル】」(2025/3/01)
●YouTube、「岩手・大船渡市の山火事、平成以降最大の焼失面積 火の手が市街地に拡大する恐れも【羽鳥慎一モーニングショー】(2025/3/03)
●YouTube、「住宅地に火の手迫る…岩手・大船渡の山火事で約2100ha焼失 発生6日目も拡大止まらず約4600人に避難指示」(2025/3/03)
●YouTube、「岩手・大船渡市の山火事 焼失面積は約2600ヘクタール 大船渡市の面積の約8%に|TBS NEWS DIG」(2025/3/04)
被 害
■ 山林が2,900ヘクタール焼失した。
■ 死者がひとり出た。住民の1,896世帯、4,596人に避難指示が出された。公設の避難所に約1,200人が避難し、公設の避難所以外に避難した人は約2,500人にのぼった。
■ 住宅78棟が焼失した。
■ 山火事の周辺では、県道や市道などが交通制限された。
< 事故の原因 >
■ 山火事の原因はよくわかっていない。
< 対 応 >
■ 2月26日(水)午後1時33分、大船渡市は災害対策本部を設置し、岩手県防災課に自衛隊派遣要請した。さらに午後2時50分、岩手県に緊急消防援助隊要請し、午後7時に災害救助法を適用することとした。岩手県はこの対応にもとづき、午後3時50分に災害対策本部を設置して対応することとした。
■ 総務省消防庁は周辺の自治体に対して緊急消防援助隊の出動を求めた。
■ 2月27日(木)の地上消火活動は県内相互応援隊69人、緊急消防援助隊1,158人で対応した。空中消火活動は防災ヘリコプター8機で114 回 231,7000リットルを散水した。
■ 2月28日(金)も引き続き、地上消火活動は県内相互応援隊74人、緊急消防援助隊1,675人で対応し、空中消火活動は防災ヘリコプター11機で276 回 650,650リットルを散水した。
■ 3月1日(土)は、地上消火活動で県内相互応援隊73人、緊急消防援助隊1,673人で対応し、空中消火活動では防災ヘリコプター13機で128回 524,200リットルを散水した。3月2日(日)、3月3日(月)も同様の規模で消火活動を実施した。
■ 3月2日(日)午前11時の時点で、緊急消防援助隊は宮城県、山形県、青森県、福島県、栃木県、秋田県、新潟県、茨城県、東京都、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、北海道の14都道県にのぼった。活動の規模は453隊1,697人となった。
■ 3月2日(日)、消火活動は、自衛隊の大型ヘリコプター6機をはじめ、北海道、東北各県の防災ヘリコプターなど前日より1機多い計13機で空中から散水を実施した。地上からは消防隊が放水を行ったが、火災制圧に苦戦している。地元消防によると、鎮火が思い通りいかない理由について、現場の勾配がきつく延焼しやすい地形で、燃えやすいスギが多い点を挙げ、強風が続いていることや、延焼が広範囲に及んでいることなどを挙げた。大船渡市では2日(日)も強風注意報が出され、乾燥注意報も継続された。
■ 3月2日(日)、地上での消火作業にあたる関係者によると、炎が帯状に連なり、襲い掛かってきそうな状況で、油断していると包囲され、とても危険な状態だったといい、
「火を消して、燃え止まりを作っていく繰り返しです。しかし、これだけ火が回っていると消火はかなり難しい。山ですし、なかなか人が入りきれないところが残っています」と語っている。今回の山火事は、車が入れない、ホースを伸ばしても届かない、人がすぐには入れない、そんな場所が燃えているのだという。
■ 3月2日(日)、大船渡市の山火事でペットを連れて避難した人に対して、動物愛護団体が無料で一時的にペットを預かる取り組みを始めた。
■ 3月4日(火)は、地上消火活動で県内相互応援隊83人、緊急消防援助隊2043人を動員して対応し、空中消火活動は防災ヘリコプター15機で355 回1,416,050Lリットルの散水を行ったが、火災の制圧に至らなかった。
■ 3月5日(水)は、雨が降り、悪天候でヘリコプターが飛べず、空中散水や上空からの調査はできなかった。気象台によると、3月6日(木)にかけて降雨が続く予報である。
■ 3月6日(木)朝の上空からの映像では、火災の現場で煙の発生が少なくなっているのが確認された。山火事の発生から1週間以上が経過する中、地域の住民からは一刻も早い鎮圧を望む声が聞かれた。住民のひとりは 「煙も見えなくなってよかった。煙を見ないだけでも心が穏やかになる。あとは鎮圧を待つだけです」と語った。
■ 3月6日(木)、大船渡市は赤崎町の一部で避難指示の解除を決めた。その他の地区についても鎮火の確認次第、避難指示を解除していくという。
■ 各地で支援の動きが広がっており、 災害義援金や災害見舞金が寄せられている。宮城県の石巻赤十字病院は、岩手県の要請を受けて大船渡市内の避難所に入り、身を寄せている人たちの健康状態などの確認を行った。また、国際NGOのピースウィンズ・ジャパンも2月28日(金)夜遅くから所属する看護師などが大船渡市に入り、避難者の健康観察や食品などの物資支援を行った。
補 足
■「岩手県」は、日本の東北地方に位置し、人口約114万人の県で、北は青森県、西は秋田県、南は宮城県に接している。都道府県の中では面積が広く、北海道に次いで2番目である。県の人口のうち、8割以上は内陸部の北上盆地に集中し、沿岸部は平地が少なく、小都市が点在する。
「大船渡市」(おおふなと・し)は、岩手県南部の太平洋沿岸地域に位置し、陸中海岸南部最大の港湾を持つ臨海工業都市で、人口約31,000人の市である。大船渡市は臨界工業地域を除けば、大半が山地や丘陵地である。
2011年3月11日の東日本大震災では市域に大津波が襲来、各所に甚大な被害が生じた。
冬の気候は東北地方内では比較的温暖とされるが、冬型の気圧配置下では太平洋側に特有の晴天が多く、放射冷却現象による冬日と最高気温5℃程度の日が続く。南岸低気圧の通過により雪が降るが、豪雪地帯に指定されているにもかかわらず、積雪量は他の三陸や東北南部の都市と比べても特に少なく、最深積雪は多くの年で7~15cm程度である。
■ 貯蔵タンクではないが、山火事に関するブログを初めて投稿したのは、米国アリゾナ州で“ホットショット隊”が19名亡くなるという悲惨な事故からである。その後、異常気象などによる世界的に大きな山火事について投稿してきた。
●「米国アリゾナ州の山火事で消防士19名死亡」(2013年7月)
●「ブラジルのアマゾン熱帯雨林で森林火災が多発」( 2019年9月)
●「豪州における山火事の被害(2019~2020年)」( 2020年3月)
●「米国カリフォルニア州の山火事でプロパンガスタンクが爆発」(2024年9月)
■ 山火事はつぎのようなステップで広がっていくという。
● 火災には、燃えるもの、酸素、燃焼のための熱源が必要となる。山火事は落雷などによって始まり、乾燥と強風によってまたたく間に広がる。
● 山火事の中で最も移動速さが高く、最も危険な箇所は“ヘッド”という名で知られている。火災の先部分は熱く、風に乗って飛んでいく“スポット・ファイア”が生じ、さらに先へ進んでいく。
● ある種の草木類は他のものより燃えやすいものがあり、炎の“フィンガー”を形成する。一方、これによって地上部分には“ポケット”が生じ、火との戦いを難しいものにする。
● 熱や煙は上方へ昇っていくので、火災の進展速度は上り斜面の方が下り斜面より速い。このため、丘の上の方が熱くなり、風も丘に向かって吹き上がり、火炎をさらに推し進めるようになる。そして、飛び火が丘を転がり落ちるようになり、新たな火の手を生じる。
■ 米国には“ホットショット”という「山火事消火の専門チーム」があり、110チームを保有している。各“ホットショット”のチームは20名のメンバーで構成され、特別な訓練を受けている。 “ホットショット”メンバーの主要な役割は山火事と近隣の住宅の間を分断するための“防火帯”を構築することで、このため山火事の燃料源になる雑木林、木々、草木などを取り除くことである。これはきつい作業である。常に火の手の位置と退却ルートに注意を払いながら、土を掘り起こし、チェーンソーで伐採し、地面を削り取って運んだりしなければならない。元“ホットショット”の隊員によると、“ホットショット”に必要な資質は、モチベーションの高さ、協調性、堅実な仕事へのこだわり、楽観的な思考だといい、さらに必要な要件は頑健な体力だという。例えば、20kgの荷物を背負って3マイル(4.8km)の距離を45分以内で歩けなければ、 “ホットショット”には向かないという。
所 感
■ 今回の山火事によって、日本でも海外で起こるような大規模の山火事が起こ得るといえる。消火活動に従事した人たちは悪戦苦闘で大変だったと思う。しかも、1週間以上、連日2,000人を超え、10機以上の防災ヘリコプターで対応したが、制圧に至らなかった。
大規模の山火事の対応は、消火活動の人員・資機材について根本的に見直す必要性を呈した事例になった。2003年北海道十勝沖地震後のタンク火災で従来の三点セットの消防機材ではまったく対処できなかったのと同じである。これを契機にタンク火災では大容量泡放射砲システムが導入された。山火事の対応でも、海外で採用されている空中消火機のような大容量の散水や泡消火ができる消防機材などを検討する必要があろう。
■ また、人材では米国の“ホットショット隊”を参考にして山火事に関するスペシャリストを育てる必要があろう。米国の“ホットショット隊”の責任者は、2024年9月米国カリフォルニア州の山火事の際、つぎのような話をしている。
「“ホットショット隊” は、オレゴン州に向かう前に数日間パーク・ファイアの消火活動に従事し、そこで延焼防止のための防火線の構築に取り組んできた。彼らの肉体的に過酷な勤務時間は、通常12時間近くに及ぶ。“ホットショット隊”の責任者は山火事対応の計画・リスク軽減・戦略立案を主な業務とするが、消防隊員が毎晩少なくとも7時間の睡眠をとり、十分な栄養をとることで疲労を管理することが不可欠である。消防隊員の人数を増やし、休日を増やし、メンタルヘルスについての改善をしたことが、消防士の健康に大きく貢献したといい、消防業務の文化はこの25年間で大きく変わり、特に調子が良くないときは、休暇を取って自分の気持ちや状況を話すことが許されるという、大きな文化の変化があった」
備 考
本情報はつぎのインターネット情報に基づいてまとめたものである。
・News.ntv.co.jp, 岩手・大船渡市で新たな山火事発生 消火活動中, February 26,
2025
・Iwate-bousai.my.salesforce-sites.com, 大船渡市赤崎町林野火災発生に伴う対応状況, February
28, 2025
・Arrows.peace-winds.org, 大船渡市赤崎町林野火災発生に伴う対応状況, March
01, 2025
・News.tv-asahi.co.jp, 大船渡市の山火事 懸命の消火活動続く 漁船も避難, March 02,
2025
・Nhk.or.jp, 岩手 大船渡の山林火災 発生から4日も延焼続く焼失約1800haに,
March 02, 2025
・News.yahoo.co.jp, 「規模が大きすぎる」消火活動の最前線は”炎が押し寄せてくる”ような光景…岩手県大船渡市の山火事は鎮圧のメド立たず, March 02,
2025
・Weathernews.jp,
山火事続く大船渡 瞬間的に10m/s超の強風 次の降水は5日(水)頃か, March 01,
2025
・City.ofunato.iwate.jp, 令和7年2月26日 林野火災(赤崎町
合足地内発生)に伴う大船渡市の対応状況,
March 03, 2025
・Pref.iwate.jp,
第9回災害対策本部員会議(令和7年3月5日), March
05, 2025
・Nikkei.comjp,
大船渡の山火事、市域9%焼失 降雨で延焼拡大見られず, March 05,
2025
・Newsdig.tbs.co.jp, 【山火事】大船渡市の山林火災 建物被害の一部判明 岩手, March 05,
2025
・News.yahoo.co.jp, 【山火事】大船渡市の山林火災 恵みの雨から一夜 現地から中継 一部避難指示解除も検討 岩手, March 06,
2025
後 記: 2024年9月18日(水)に地元山口県で山火事が発生し、3日以上火災が続きました。ちょうど「米国カリフォルニア州の山火事でプロパンガスタンクが爆発」(2024年9月)をまとめているときで、日本も海外の大規模な山火事の対応が必要になってきたことを感じました。したがって、今回の大船渡市の山火事に関心があり、タンク火災ではありませんが、まとめることとしました。各メディアもこぞってテレビ放送や取材記事を投稿しましたので、情報は余るほどありました。しかし、このブログでは、結局、岩手県や大船渡市の公共の情報が一番有用でした。画像はテレビが主になっていましたし、被災写真も区域が広すぎて分りずらいものでした。