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2012年1月13日金曜日

ケニアのオイルターミナルから油漏れ後に爆発

今回は、2011年11月30日、ケニアのナイロビにある工業地区のハシ・オイルターミナルから漏れた油が排水系統のマンホール内で爆発した事例を紹介します。
爆発という事象で工業地区は混乱が起こりましたが、幸い負傷者はおらず、事態は一旦収束しました。しかし、この事故が取材されていく中で、実は2日前の11月28日に油漏れによる火災があり、11名が火傷を負うという事故があったことがわかりました。
これらの事故はケニア・パイプラインが関係しており、このブログで以前紹介した2011年9月12日、120名の死者を出したケニア・パイプラインの油漏れによる爆発事故から2か月余りで、再び同じような事故が起こったため、ケニア国内では安全問題とともに石油製品の供給にも影響するニュースとして取り上げられています。


後記; 新年になって最初に取り上げたのはケニアの事故情報になりました。11月30日の事故はマンホール内の爆発で、負傷者もなく、インターネットで得られる情報は同じ記事が多く、迅速な事態収拾という内容でした。ところが、前前日の11月28日に負傷者を出す火災事故が起こっていることがわかり、根の深い事故だという思いがしていましたが、暮れの12月26日にも、これらの事故が取り上げられていることがわかりました。9月12日の「シナイ火災事故の悲劇」が尾を引いているようです。
一方、11月13日、地元周南市の東ソー塩ビモノマー製造設備の爆発火災事故のその後は、被災場所の安全が確認できないということで、現場検証ができない状況でしたが、油などの危険物質の除去が終わり、2012年1月10日に警察、消防署、労働基準署による現場検証が再開されました。現場検証だけで数週間かかるといわれ、この事故の事態収拾も長引きそうです。
再開された東ソー事故の現場検証 (写真は山口新聞から引用)




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