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2023年9月25日月曜日

米国ルイジアナ州のマラソン・ペトロリアム社の製油所でナフサタンク火災

  今回は、 2023825日(金)、米国ルイジアナ州セントジョン・ザ・バプテスト教区のガリービルにあるマラソン・ペトロリアム社のガリービル製油所で、ナフサタンクが火災を起こし、防油堤内のプール火災と大型タンク2基の複数火災になった事故を紹介します。

< 発災施設の概要 >

■ 発災があったのは、米国のルイジアナ州(Louisiana )セントジョン・ザ・バプテスト教区(St. John the Baptist Parish)のガリービル(Garyville)にあるマラソン・ペトロリアム社(Marathon Petroleum Corp.)のガリービル製油所である。製油所の精製能力は596,000バレル/日である。

■ 事故があったのは、ミシシッピ川近くにあるガリービル製油所の南側にあるナフサ貯蔵タンクである。(注;タンク容量を15万バレル=23,800KLと報じたところがある)

< 事故の状況および影響 >

事故の発生

■ 2023825日(金)午前7時頃、ナフサが漏洩した後、タンクが炎を噴き上げ、火災となった。ガリービルの地方に大きな黒煙が立ち昇った。

■ 製油所の近くの住民は「家の外を見ると、空は真っ暗です」といい、住民は吐き気、めまい、頭痛を感じていると語った。

■ セントジョン・ザ・バプテスト教区(郡)は、製油所から半径2マイル(3.2km)以内の住民(2つの学校を含む)に避難勧告を出した。また、高速道路や工場近くの道路が封鎖された。

■ 消火活動をしていた消防士1名が熱ストレスの検査を受けた。ゲーリービルは異常暑さ警報が出ており、金曜午後の気温は36℃に達していた。

■ 当初、マラソン・ペトロリアム社は「タンク自体は燃えていない。火災はタンク周りに漏れたナフサが燃えている」と発表していた。 「当初、炎は弱く、可燃ガスを抑えるために油の面を消火泡で覆った。しかし、気温が上昇し、暑くなるにつれ、炎が再燃し、制御が困難な状況になった」と経緯を語った。

■ 火災になった2基のタンクは共有の防油堤内にあり、火災は防油堤エリアにとどまっている。

■ 825日(金)午前945分、米国環境保護庁(EPA)は国家対応センター(National Response Center)からマラソン・ペトロリアム社のゲーリービル製油所で火災が発生した旨の通報を受け、職員を現場に派遣した。米国環境保護庁のレポートによると、職員は現場の対応状況を監督し、風下地域での空気監視などの技術支援を行ったという。職員は、揮発性有機化合物 (VOC)、硫化水素 (H2S)、微粒子について大気モニタリングを実施した。1 ppm以上のVOCが検出された場合、ベンゼンを監視しなければならない。結果は、ベンゼンが9ppm H2S0.33ppm、微粒子が300μg/㎥ だった。消火用の泡と水の封じ込めシステムは効果を維持しており、施設外への流出はなかった。米国環境保護庁の職員は827日(日)の夕方に職務を終えた。ルイジアナ州はその後の浄化活動の監督を主導するという。

■ マラソン・ペトロリアム社ガリービル製油所と近隣施設の消防隊は、非PFASの消火泡(有機フッ素化合物を使わない泡)を使って積極的に消火活動を行った。

■ 826日(土)、住民は黒煙や石油から出る蒸発物質による健康への影響を心配していた。

■ マラソン・ペトロリアム社は、大気の環境測定結果では“検出不可能な”空気質への影響だと発表した。ルイジアナ州の環境品質局は検査を実施中だという。環境品質局の職員らが手持ち式モニターで施設に隣接する地域社会の空気を監視していると述べたが、どのような汚染物質を監視しているかについての質問には答えず、マラソン・ペトロリアム社が火災に関する情報の中心だと示唆しただけだった。しかし、火災中もその後数日間も、ルイジアナ州環境品質局や米国環境保護庁は、どの化学物質を検査しているのかについて住民やメディアからの度重なる質問に答えていない。

826日(土)、マラソン・ペトロリアム社によると、事故に伴い2名が負傷し、10名が熱ストレスの検査を受けたと発表した。

■ ユーチューブには、火災時の映像が投稿されている。主なものはつぎのとおり。

   ●YouTubeWWL-TV on location near large refinery fire outside New Orleans2023/08/26

   ●YouTubeFire at oil refinery sends up tower of black smoke2023/08/26

   ●YouTubeSt. John Parish refinery left charred and damaged following massive chemical fire2023/08/29


被 害

■ ナフサ用などの貯蔵タンク2基が焼損した。内液のナフサなどの石油が焼失した。

■ 事故に伴い2名が負傷し、10名が熱ストレスの検査を受けた。

■ 製油所から2マイル(3.2km)以内の住民が避難した。高速道路や工場近くの道路が封鎖された。

■ 火災や黒煙によって大気汚染が生じた。

< 事故の原因 >

■ ナフサの漏洩や火災の原因は分かっておらず、調査中である。

< 対 応 >

■ 825日(金)、マラソン・ペトロリアム社は、消火活動の支援のため、テキサス州テキサス・シティにあるマラソン・ペトロリアム社のガルベストン・ベイ製油所(Galveston Bay Refinery)からガリービル製油所まで大型トラック3台で泡消火剤と消火機材を搬送した。

■ 825日(金)、セントジョン・ザ・バプテスト教区は住民に出していた避難勧告を解除した。

■ 826日(土)、マラソン・ペトロリアム社は、火災はほぼ鎮火したが、再燃を防ぐために消火作業を続けている発表した。

■ 826日(土)、石油・ガス業界の安全と環境を監視している団体であるルイジアナ・バケット・ブリゲードLouisiana Bucket Brigade)は、今回の火災についてルイジアナ州の監督の甘さが要因にあると非難し、「ルイジアナ州が火災やキノコ雲から目をそらし続ける限り、こうした事故は続くだろう」と発表した。これに対してルイジアナ州環境品質省はルイジアナ・バケット・ブリゲードの発表についてコメントを控えた。

■ 826日(土)、マラソン・ペトロリアム社は事故の原因を究明するために調査を行うと発表した。

■ 発災から4日後の828日(月)朝、当局はホットスポットの最後のひとつが消され、火災は正式に鎮火したと発表した。

■ 828日(月)、マラソン・ペトロリアム社は、火災による影響でルイジアナ州ガリービル製油所の生産プラントの一部を停止すると発表した。

■ 829日(火)、ルイジアナ州知事は、金曜日の火災の通知が遅いことに対する地域住民の苦情を調査すると述べた。もし再び同じことが起こったら、住民はもっとタイムリーな通知を求めるだろうと語っている。

■ 住民は、発災時に鳴る緊急警報システムは聞こえなかったといい、製油所の火災は828日(月)に鎮火したが、避難は発災から数時間後に解除され、この経験により、労働災害の際に家族や近隣住民の安全を守るセントジョン・ザ・バプテスト教区の能力に改めて疑問を抱いている。セントジョン・ザ・バプテスト教区当局は火災の影響を受けた地域住民に支援を求めるフリーダイヤルを配布しているが、その電話番号はマラソン・ペトロリアム社の代表者宛てになっている。

■ 98日(金)、米国公共放送NPRの会員局であるルイジアナ州のWWNOは、国家対応センターへの報告書によると、ナフサの漏洩は実際には824日(木)午後650分に始まったと報じた。これは火災によって地域住民が避難する15時間も前のことである。ルイジアナ州警察には約30分後に通報があったという。

 ルイジアナ州警察からの通報を受け、824日(木)午後11時頃までにルイジアナ州環境品質局が現​​場に出動した。漏洩事故当時、最初の空気監視測定値で、空気中に発がん性物質として知られるベンゼンが検出された。しかし、ルイジアナ州の大気監視の取組みは、ナフサ漏洩が始まってから約6時間後の825日(金)午前1時頃まで開始されなかった。さらに、825日(金)午前730分頃に携行型ガスモニターで空気質を測定したところ、呼吸困難、吐き気、中枢神経系への損傷を引き起こす可能性のある追加の揮発性有機化合物が検出されたというモニタリングレポートが残されている。

■ こうした危険な漏洩にもかかわらず、825日(金)午前1015分、セントジョン・ザ・バプテスト教区長が記者会見を行うまで、当局は施設から半径2マイル(3.2km)以内に住む住民に避難を呼びかけなかった。火災は、825日(金)午前7時頃、貯蔵タンクから漏れたナフサに引火している。

■ レポートによると、漏洩が発生した時点でガリービル製油所の貯蔵タンクには約67,000バレル(10,600KL)のナフサが保管されていたという。マラソン・ペトロリアム社は、漏洩した貯蔵タンクからナフサを代替タンクに移送しようとした。しかし、漏洩後、ナフサがどれだけ移送されたかについては記載されていない。

■ マラソン・ペトロリアム社ガリービル製油所では、今回の火災のほか事故が続いている。ルイジアナ州環境品質局の記録によると、製油所では2019年以来14件の緊急事態が報告されている。2022年に3件の事故で作業員6名が負傷し、1名が死亡した。米国労働安全衛生局(Occupational Health and Safety AdministrationOHSA)は、当初、そのうちの1つである20222月に従業員4人が負傷した施設内での爆発事故に対して同社に30,167ドルの罰金を科したが、後に罰金を14,502ドルに減額した。米国安全衛生労働局は罰金を減額した理由に関する質問には応じなかった。

■ マラソン・ペトロリアム社ガリービル製油所で発生した火災は今年3回目となる。地元メディアによると、20222月に製油所の敷地内で爆発があり、6人が負傷した。8か後、別の火災で従業員2名が負傷している。

補 足

■「ルイジアナ州(Louisiana )は、米国南部に位置し、メキシコ湾岸のテキサス州の隣にあり、人口約465万人の州である。 州都はバトンルージュ、最大の都市はニューオーリンズである。

「セントジョン・ザ・バプテスト教区」(St. John the Baptist Parish)は、ルイジアナ州の南部に位置する郡(教区)で、人口約46,000人である。

「ガリービル」(Garyville)は、セントジョン・ザ・バプテスト教区の中部に位置し、人口約2,100人の町である。ガリービルは、1976年に建設されたもっとも最近になって建設されたガリービル製油所の所在地として知られている。

■ 「マラソン・ペトロリアム社」(Marathon Petroleum)は、1998年、石油精製企業のアシュランド社とマラソン・オイル社との間で合弁会社マラソン・アシュランド・ペトロリアム社が設立したのが起源である。2005年、アシュランド社がマラソン社に持ち分を売却したことにより、マラソン・ペトロリアム社となった。本社は米国オハイオ州にあり、製油所のほか、ガソリンスタンドなどでの販売を手がける。 米国で13個所の製油所を保有し、1日当たり約290万バレル精製能力をもっている。

「ガリービル製油所」は、ルイジアナ州南東部のミシシッピ川沿いに位置しており、精製能力は1日当たり596,000バレルである。製油所はさまざまな原油をガソリン、留出物、液体天然ガス、石油化学製品、重燃料油、アスファルト、プロパンに処理するように構成されており、製品はパイプライン、船(はしけ)、輸送トラック、鉄道、海洋タンカーによって輸送される。2009年に大規模な拡張プロジェクトが完了し、原油の精製能力が向上し、米国最大の製油所のひとつとなった。

 マラソン・ペトロリアム社の事故については、製油所は違うが、テキサス州テキサス・シティにあるガルベストン・ベイ製油所のつぎのような事例を紹介した。

 ● 202110月、「米国テキサス州で原油タンクのミキサー取付けフランジから油噴出」

「米国ルイジアナ州における消防活動の相互応援の歩み」 20163月)で紹介したように、ルイジアナ州は消防活動の相互応援のハイアード・ガン・ギャングHired Gun Gang)というグループが1987年に生まれた。創設時からの企業には、エクソン・リファイナリ&ケミカル社(エクソンモービル)のバトンルージュ製油所、マラソン・オイル社のガリービル製油所、エクソンモービル・オイル社のシャルメット製油所、ループ社、シェル・オイル社(モティバ)、ノーコー社、アメリカン・シアナミド社、ウェストウェゴー社、ダウ社、プラケメン社、ウィリアムズ・ファイア&ハザード・コントロール社などである。

■「発災タンク」をグーグルマップで調べると、直径約77mの固定屋根式タンクと直径51mの浮き屋根式タンクの2基である。直径約77mの固定屋根式タンクをグーグルアースで見てみると、タンク側板上部に通気口があるのがわかるので、内部浮き屋根式タンクである。両タンクとも、ナフサを貯蔵できる型式である。内部浮き屋根式タンクを直径約77m×高さ約12mと仮定すれば、容量は約55,000KLである。浮き屋根式タンクを直径約51m×高さ約10mと仮定すれば、容量は約20,000KLである。なお、内部浮き屋根式タンクには、泡消火設備と思われる配管が設置されている。

 報道(一部)では、ナフサタンクの容量は15万バレル(23,800KL)で、漏洩が発生した時点で約67,000バレル(10,600KL)のナフサが保管されていたと報じられている。グーグルマップで調べた値との差異があり、報道の値は信ぴょう性に欠ける。また、2基のタンクのうちどちらが発災タンク(ナフサ)かの特定はできないが、ここでは、直径約77m×高さ約12m×容量約55,000KLの内部浮き屋根式タンクを発災のナフサタンクとみなす。

■ 発災したタンクの全面火災時の必要な大容量泡放射砲システムは、直径約77mのタンクでは50,000L/min、直径約51mのタンクでは20,000L/minである。これは、タンク1基の火災の場合であり、堤内火災やタンク複数火災で大容量泡放射砲の設置が困難な場合はわからない。

所 感

■ 発災タンクに関する情報(仕様)がまったく報じられていない。火災となった2基のタンクのうち、どちらが最初に発災したタンクかはもちろん、タンクの型式や大きさなどの仕様が分からない。報じられている情報などをもとに、今回の事故の状況を推測してみた。

 ●  824日(木)午後650分頃、内部浮き屋根式タンク(直径約77m×容量約55,000KL)の配管からナフサが防油堤内に漏洩した。事業所は対策として堤内に泡消火剤による泡を放出し、油面を覆った。

 ● タンク縁切り用の遠隔の緊急遮断弁を操作せず、タンクから別なタンクへの移送を始め、その間、ナフサは漏洩し続けて、同じ堤内にある浮き屋根式タンクの周囲にも油が溜まっていったのではないだろうか。

 ● 825日(金)午前7時頃、 堤内を覆っていた泡が部分的に消えて、突然、防油堤内のプール火災となり、2基のタンクは炎に包まれた。当初、マラソン・ペトロリアム社は「タンク自体は燃えていない。火災はタンク周りに漏れたナフサが燃えている」と発表していたが、実際には、タンクに引火し、火災となっていた。午前10時にセントジョン・ザ・バプテスト教区長が記者会見を行い、午前10時過ぎ、住民への避難勧告が出された。

 ● 内部浮き屋根式タンクは爆発的火災となり、固定屋根が噴き飛んだとみられる。意図的または意図せず消火水の影響で屋根が沈降し、2基のタンクは全面火災的な様相を呈する。

 ● 事業所の製油所消防隊のほかルイジアナ州相互応援の消防隊が参加して消火活動を行うこととなった。しかし、堤内のプール火災と2基のタンク火災という極めて困難な状況だった。消火戦略としては、まず堤内のプール火災の消火を優先しただろう。泡モニターでの活動は火災の炎に近づく必要があり、火災の激しさで消防士10名が熱ストレスで診断を受けるほどだった。

 ● 825日(金)昼過ぎ(発災から数時間後の午後0時頃)、堤内のプール火災は制圧され、油面に再び泡が覆われた。この頃、タンク火災は続いているが、火災が弱まったと判断され、避難勧告を解除している。

 ● 825日(金)午後1時頃、内部浮き屋根式タンク火災の消火を優先することとし、大容量泡放射砲の泡モニターを集中することによって消火に至った。ナフサの燃焼速度は0.620.87m/hと速く、510時間(午後0時~午後5時)には、タンクの液面は空に近い状態になっているとみられる。

 ● 825日(金)午後2時頃、浮き屋根式タンク火災の泡消火活動に移り、制圧された。

 ● しかし、堤内のプール火災の泡の覆いが切れたり、タンク屋根の障害物で一旦消えても再燃を繰り返した。これが826日(土)にかけての消火活動の状況だったとみられる。

 ● ホットスポットからの再燃を完全に止めることができたのは、828日(月)になってからである。     

■ ルイジアナ州は、「米国ルイジアナ州における消防活動の相互応援の歩み」20163月)で紹介したように消防活動に積極的な州である。しかし、今回は堤内火災とタンク複数火災という過酷な火災状況で、おそらく出動したであろうハイアード・ガン・ギャングの消防隊も手こずったと思われる。タンク火災は油が燃え尽きた状態に近かったとみられるが、事故後の写真ではタンクが熱で座屈しているものの、両タンクとも側板下部が残っており、タンク火災は泡消火で制圧したとみられる。

■ 石油・ガス業界の安全と環境を監視している“ルイジアナ・バケット・ブリゲード” は、今回の火災についてルイジアナ州の監督の甘さが要因にあると非難している。一方、マラソン・ペトロリアム社の緊急時の対応(メディアへのニュースリリースを含めて)も後手後手になっている。最初の防油堤内へのナフサ漏洩の対応が適確でなかった。

 油面への消火泡の覆いは通常の消火泡を使用したと思うが、消えにくい高発泡の泡を使用すべきだった。通常の火災では低・中発泡の泡が有効であるが、油面を覆った場合、分散して消えやすい。一方、高発泡の泡は風や熱に弱いが、堤内やタンクを迅速に覆うことができる。


備 考

 本情報はつぎのインターネット情報に基づいてまとめたものである。

     Reuters.com, Marathon's Garyville, Louisiana, refinery fire nearly out, says company,  August  26,  2023

     Edition.cnn.com, Marathon Petroleum refinery fire in Louisiana under control, evacuation order lifted,  August  26,  2023

     Apnews.com, Louisiana refinery fire mostly contained but residents worry about air quality,  August  27,  2023

     Fox8live.com, Fire extinguished days after chemical leak ignited at Marathon Petroleum, plant officials say,  August  29,  2023

     Hydrocarbonprocessing.com, Louisiana oil refinery fire continues to smolder, production curbed,  August  28,  2023

     Abcnews.go.com, Evacuation orders lifted after chemical leak, fire at Louisiana refinery,  August  26,  2023

     Independent.co.uk, Massive fire erupts after ‘chemical leak’ at Marathon refinery near New Orleans,  August  25,  2023

     Wwno.org, Toxins from Marathon refinery fire leaked 15 hours before evacuation called,  September  08,  2023

     Storageterminalsmag.com, MARATHON PETROLEUM CORP. ANNOUNCES CLOSURE OF THIRD LARGEST OIL REFINERY ,   September  13,  2023

     Epa.gov, Marathon Petroleum Tank Fire,  August  26,  2023


後 記: 今回の事故報道で感じたことは、米国のメディアが衰退しているなあということです。以前はもっと地元や現場に密着した記事を出していましたが、今回は、マラソン・ペトロリアム社の出す記者会見の内容をそのまま記事にしているだけと感じました。そのマラソン・ペトロリアム社も“今は消火活動に集中している” というだけで、事故の状況を詳しく語っていません。小さな火災であれば、それでもよいでしょうが、大型タンク2基の火災でドローンの写真を見ても、真っ黒い煙が大量に舞い上がっているような事故についてこの程度の記事で良しとしているのが理解できません。報道をみると、英国のメディアの記事の方が良く整理されています。米国への憂いは、ルイジアナ州を筆頭とする公的機関もそうです。新型コロナの蔓延でいろいろな活動が停滞したのは事実ですが、新型コロナが収まってから一段と悪化したという印象です。そのため、所感では、報じられている情報をもとに長々と(悩みながら)事故の状況を推測してみました。

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