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2026年4月29日水曜日

ブラジルのラウロ・ミュラーの建物火災、近くの燃料タンクは延焼回避

 今回は、20264月8日(水)、ブラジルのサンタカタリーナ州ラウロ・ミュラーにある個人所有の温室や倉庫として使っている建物が火災になり、消防隊が出動しましたが、近くにディーゼル燃料用の貯蔵タンクがあり、延焼の危険性があった事例を紹介します。

< 発災施設の概要 >

■ 発災があったのは、ブラジル(Brazil)サンタカタリーナ州(Santa Catarina)ラウロ・ミュラー(Lauro Müller)のリオ・カピバラス・アルト地区(Rio Capivaras Alto)にある個人所有の建物である。

■ 事故があったのは、市街地から離れたエストラダ・ジェラル(Estrada Geral)にある平屋の建物(面積約360㎡)でトウモロコシ乾燥用温室や倉庫になっていた。近くには燃料タンクや農業機械があった。

<事故の状況および影響>

事故の発生

■ 202648日(水)午後6時頃、同市郊外のリオ・カピバラス・アルト地区のエストラダ・ジェラルにある建物で火災が発生した。

■ 発災にともない、消防署の消防隊がABTR-48型消防車とともに出動した。

■ 建物は火災の炎で包まれ、消防隊が現場に到着したときには、建物内に設置されたトウモロコシ乾燥用温室が焼損していることを確認した。炎の勢いが激しく、乾燥用温室は全焼し、建物の一部も崩落していた。

■ 建物の所有者は消防隊が到着するまで、庭のホースを使って消火活動を試みていた。所有者によると、事故発生時、温室は稼働中でトウモロコシを乾燥させていたという。建物の最上部から煙が出ているのが確認され、すぐに暖房システムの換気用ファン周辺へ広がったとのことである。

■ 現場にはディーゼル燃料のタンクがあり、火災の危険性が高まっていた。

■ 消防隊の戦略はふたつの事に重点をおいた。ひとつは火災源への直接的な対応であり、もうひとつは周辺構造物の防護である。この取組みは、延焼していない残りの構造物(建物)、すなわちディーゼル燃料が貯蔵されていたタンクや農業機械が火災になるのを防ぐ上で極めて重要だった。

 リスクの評価後、消火用ホースが2本設置された。1本は消火用、もう1本はまだ火災の影響を受けていない区域を保護し、炎が倉庫の残りの部分に燃え広がるのを防ぐためのものである。

■ 倉庫内のエンジンルームには、燃料や作動油が保管されており、消防隊は泡消火薬剤を使って火災を制圧し、完全に消火する必要があった。

■ フェースブックでは、事故のニュースを伝える画像が投稿されている。

 FacebookEA NOTÍCIAS DIRETO DE LAURO MÜLLER/SC! 2026/04/18

被 害

■ トウモロコシ乾燥用温室のある平屋の建物(面積約360㎡)が焼けた。

■ 近くには燃料タンクや農業機械があったが、延焼は免れた。

■ 負傷者は出なかった。   

< 事故の原因 >

■ 事故の原因はわかっていない。

 所有者によると、建物の最上部から煙が出ているのが確認され、すぐに暖房システムの換気用ファン周辺へ広がったという。

< 対 応 >

■ 消火活動とだめ押し作業によって、消火用水は3,500リットル、泡消火薬剤は3リットルを使用した。

補 足

■「ブラジル」(Brazil)は、正式にはブラジル連邦共和国で、南アメリカに位置する人口約21,300万人の連邦共和制国家である。首都はブラジリアである。

「サンタカタリーナ州」(Santa Catarina)は、ブラジル南部に位置し、ブラジル27州のひとつで人口約760万人の州である。州都はフロリアノポリスである。

「ラウロ・ミュラー」(Lauro Müller)は、サンタカタリーナ州にあり、人口約15,300人の市である。

■「発災場所」は、ラウロ・ミュラーのリオ・カピバラス・アルト地区の市街地から離れたエストラダ・ジェラルにある個人所有の平屋の建物(面積約360㎡)でトウモロコシ乾燥用温室や倉庫になっているといい、近くには燃料タンクや農業機械があるところである。グーグルマップで調べると、それらしい建物のあるところはあるが、特定はできなかった。

所 感

■ 建物の出火原因は分からないが、“所有者によると、建物の最上部から煙が出ているのが確認され、すぐに暖房システムの換気用ファン周辺へ広がった”というので、電気系統による出火ではないかと思う。

■ 消火活動について、「消防隊の戦略はふたつの事に重点をおき、ひとつは火災源への直接的な対応で、もうひとつは周辺構造物の防護である。この取組みは、延焼していない残りの構造物、すなわちディーゼル燃料が貯蔵されていたタンクや農業機械が火災になるのを防ぐ上で極めて重要だった。消火用ホースは2本設置され、1本は消火用、もう1本はまだ火災の影響を受けていない区域を保護し、炎が倉庫の残りの部分に燃え広がるのを防いだ」という。これがメディアの取材でラウロ・ミュラーで発生した火災の際、消防隊がタンクの爆発を防いだという標題になった。

■ ブラジルのラウロ・ミュラーという日本から見て地球の反対側のローカルなところで、懸命に消火活動について考え、実行している消防隊がいて、それを良い意味で伝えるメディアがいることの分かったことが一番の収穫である。


備 考

 本情報はつぎのインターネット情報に基づいてまとめたものである。

     Engeplus.com.br, Galpão utilizado para secagem de milho é destruído por incêndio em Lauro Müller,  April 19,  2026   (ラウロ・ミュラーで発生した火災の際、消防隊がタンクの爆発を防いだ)

     Tnsul.com, Bombeiros evitam explosão de tanque durante incêndio em Lauro Müller,  April 19,  2026

     4oito.com.br, Incêndio destrói estufa de milho em Lauro Müller,  April 19,  2026

     Horahiper.com.br, Incêndio destrói estufa de secagem de milho e atinge galpão em Lauro Müller,  April 19,  2026

     Portalconexaosul.com.br, Incêndio destrói estufa de secagem de milho e atinge galpão em Lauro Müller,  April 19,  2026


後 記; 最近、ロシアーウクライナ戦争や米国・イスラエルーイラン戦争で、人々が苦労して作った石油貯蔵タンクをいとも簡単に攻撃して破壊するという戦争による軍事行動を目にすることの多い世の中です。この破壊行動は、平常時でいう故意の過失で受入れられないことが戦争では是となるという矛盾であり、ひとの心がすさんでいくばかりです。

一方、ブログ投稿のため、インターネット情報を検索していて、今回の報道記事がラウロ・ミュラーで発生した火災の際、消防隊がタンクの爆発を防いだという標題だったため、ひと際目立ちました。暗いニュースでも、見方を変えれば、良いニュースになり、精神が穏やかになります。という訳で、今回のブログで紹介することとしました。

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