2012年2月7日火曜日

カナダのキンダー・モーガン社の石油ターミナルで油流出

今回は、2012年1月24日、カナダのブリティッシュコロンビア州アボッツフォードにあるキンダー・モーガン社のスーマス石油ターミナルにおいてパイプラインから原油が流出した事故を紹介します。原油はカナダのアルバータ州のオイルサンドから精製された軽質原油で、エドモントンから太平洋側にあるバーナビーへ輸送するトランス・マウンテン・パイプラインで起こったもので、住民からの悪臭クレームから油漏洩が発見されました。




後記; 東ソーの事故後に“事故の連鎖”について後記で述べましたが、周南コンビナートの事故の連鎖は終わったと思いたいですね。
 周南コンビナート西端のリサイクルプラザ(市の廃棄物処理場)で2011年10月の火災発生に続いて、11月の東ソー塩ビモノマー製造設備の爆発火災事故後、2012年1月20日に総合化学メーカートクヤマ徳山製造所の廃タイヤ置き場で火災発生、1月30日に東ソー分析センター研究棟から出火、2月2日に国内唯一の石油系ワックスメーカー日本精蝋徳山工場の蒸留プラント付近から火災発生と“連鎖”が続きました。日本精蝋は周南コンビナートの東端に当たり、西から始まった連鎖はこれで終わったと思いたいわけです。
 日本精蝋の火災は朝日新聞山口版によると、発電装置のボイラーにトラブルがあり、製造工程を停止し、午後から復旧のため、製造過程で発生する重油留分の抜出し作業を行なっていたときに火災が起こったということです。(写真は「火災が起きた徳山工場、施設の一部が黒く焦げている」と解説されています)
(朝日新聞山口版から引用)


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